【アーユルヴェーダ的熱中症対策】めまい・頭痛・だるさを軽減!脱水を防ぐ「飲み物」3選
毎日暑くて夏バテ気味という人も多いのではないでしょうか?暑い時期の頭痛、だるさ、めまいなどは、水分と必要な栄養素を事前に補給しておくことで予防ができます。この時期に不足しがちな栄養を自然のものから摂取して、不調を予防しましょう。
夏の頭痛やだるさの予防に!アーユルヴェーダ的水分補給
暑くなってきて、頭が痛いとか、疲れやすくて体がだるい、という声をよく聞きます。こういった症状は、熱中症とまではいかなくても、気温の上昇で体力が奪われ、汗で水分が失われていますから、熱中症予防のケアをすると良いです。
熱中症とは、気温の上昇や過度の運動によって、体温が上昇し、体にさまざまな健康障害が現れることを指します。多量の発汗で脱水を起こしたり、吐き気、頭痛、めまいなどが起こる可能性があり、重症の場合は意識不明や命の危険もあるので注意が必要です。
熱中症は、体温調節が苦手なお年寄りや、激しい運動をする若者で起こりやすい症状ですが、だるさ、吐き気、頭痛などの軽い症状は誰にでも起こりうるものです。暑い時期は、予防的に「水分補給」と「体のクールダウン」を行うことで、夏バテ、熱中症を予防することができます。
クールダウン&脱水防止におすすめの飲み物3選
1、ライム水
500mlの浄水した常温の水に、ライム半分を絞り、小さじ1/4の塩と、砂糖小さじ3杯を加えよく混ぜます。砂糖は白砂糖や黒砂糖でも良いですが、特におすすめなのがジャガリーです。ジャガリーとは、スリランカでよく使われるヤシの砂糖なのですが、ミネラルが豊富です。
また、塩は天然塩を選び、ミネラルバランスが悪い塩化ナトリウムは避けましょう。インターネットで、ミネラルが豊富な塩を調べれば色々出てきますが、リーズナブルなものだと、沖縄のぬちまーすなどはオススメです。
ライムはビタミンやミネラルが豊富で体に栄養を与えるのと、消化力を高めるので、栄養の吸収を促進し、食欲不振も改善します。このライム水500mlを、日中に少しずつ飲みます。
2、コリアンダー水
ワータ体質やカパ体質で、冷えやすい人におすすめなのが、コリアンダー水です。1リットルの常温の水にコリアンダーシードを小さじ2杯加え一晩、漬けておきます。翌日、そのコリアンダーを漬けておいた水を常温で、日中に少しずつ飲みます。
コリアンダーは、冷性のスパイスで体から余分な熱をとりますが、冷やしません。そのため、冷え性の人でも使えるスパイスです。中のコリアンダーシードも一緒に食べてしまっても構いません。
3、ココナッツウォーター
外出中に、のぼせや、体力の低下を感じた時に、買えるものがココナッツウォーターです。日本でもスーパーやコンビニでココナッツウォーターを置いているところがあるので、お近くのお店をぜひ、チェックしてみてください。もし、近くの店に置いていない場合はオンラインでも購入ができるので家にストックしておくと良いです。
ココナッツは体を冷やす効果があり、ピッタドーシャを鎮静するので、スリランカでは、暑さ対策によく飲みます。カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルも豊富なので発汗で失われたミネラル補給にもなります。
添加物が多く入っているものも多いので、成分表を見てできるだけナチュラルなものを選ぶと良いでしょう。私が飲んでスリランカの味に近いと感じたのはココミの有機ココナッツウォーターです。
また、これらの内側からのケアでなく、日傘を差したり、日焼け止めを塗ったり、サングラスをしたり、と肌が直射日光を受けないような対策も非常に重要です。たかが暑さ、と侮らず、しっかり対策をして、夏を元気に乗り切りましょう!
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AUTHOR
アカリ・リッピ―
アーユルヴェーダ著者・セラピスト。本場スリランカでアーユルヴェーダ医師のもと修行。帰国後、1万人の体質改善コンサルをしながら講座で実践的なアーユルヴェーダを指導。著書「アーユルヴェーダが教える、せかいいち心地よいこころとからだの磨き方」 (三笠書房)5刷。都内でサロン経営。大手企業の営業マンだった時の経験を活かし、「忙しい人でも無理なくできる」現代的なアーユルヴェーダを発信。
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