【かくれ脱水症状に注意!】水ばかり飲むのはNG?管理栄養士が教える「熱中症対策の正解」
熱中症対策に水分補給は欠かせませんが、ただ「水ばかり飲む」のは実はNG!その理由と、正しい対策についてお伝えします。
「水はちゃんと飲んでいるのに」脱水症状になってしまうことがあります。水はちゃんと飲んでいるはずなのに、なぜでしょうか?
水分だけではなく汗で失われたミネラルを補給することが大事
水は飲んでいるのに脱水症状や熱中症になる…これは、体が「かくれ脱水」と言える状態になってしまっているからです。
かくれ脱水&熱中症予防には水分補給が大切ですが、水ばかり飲んでいると、汗で失われたミネラルがさらに薄まり、これがかくれ脱水&熱中症のリスクとなってしまうのです。そのため、水分と一緒に必要なミネラルも補給する必要があります。
かくれ脱水を防ぐ"美味しい対策"とは?
そこでおすすめしたいのが、塩キウイ。
キウイには、「糖・カリウム・マグネシウム・カルシウム」がバランスよく含まれており、塩を加えるだけで、必要な栄養素が摂取できます。
「塩キウイ」の作り方と「塩キウイ」を使ったアレンジレシピをご紹介します。
手もみ塩キウイスムージー
材料
- キウイ・・・1個(可食部100g)
- 塩・・・0.5g~1g
- 水・・・100~150ml
作り方
①ビニール袋に皮をむいて適当な大きさにカットした完熟のキウイを入れ、塩をひとつまみ入れてよく揉む。
②水を入れればでき上がり!
キウイガスパチョ
材料
- キウイ・・・2個
- きゅうり・・・1本
(A)
- にんにくすりおろし・・・小さじ 1/2 お好みで
- コンソメ顆粒・・・小さじ1/2
- 牛乳・・・300ml
- 塩・・・ふたつまみ
【飾り用 】
- グリーンキウイ・・・1/2 個
- オリーブオイル・・・小さじ2
- 黒こしょう・・・少々
- ディル・・・適宜お好みで
作り方
①キウイは皮をむき、ぶつ切りにする。きゅうりはヘタを切り落とし、ぶつ切りにする。
②1とAをミキサーに加え撹拌する。
③2を器に流し入れ飾り用のキウイをのせ、オリーブオイル、黒こしょうをかけディルを添える。
コロナ禍での夏、熱中症対策も忘れずに!
総務省消防庁の発表によると、2021年に熱中症で救急搬送されたのは一週間で7943人。この数字、なんと昨年の1.2倍以上だそうです。コロナ禍で迎える二度目の夏、常時マスクをつけていることが多いため、喉が潤っていると感じてしまい、体が渇いていることに気付きにくいということもあるようです。
感染症対策も大事ですが、同じくらい熱中症対策も大事。かくれ脱水に陥らないよう、キウイで美味しく対策しましょう!
教えてくれたのは…渥美まゆ美先生
管理栄養士、フードコーディネーター。Smilemeal代表 保育園勤務や大手料理教室の講師などの経験を生かし、小さい子どもからお年寄りまで、 幅広い世代の食と健康に関わる活動をしている
AUTHOR
ヨガジャーナルオンライン編集部
ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。
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