「濡れたままの手」にアルコールをつけていない?管理栄養士が教える、食中毒を防ぐ3つのコツ

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「濡れたままの手」にアルコールをつけていない?管理栄養士が教える、食中毒を防ぐ3つのコツ

じめじめと湿度の高い梅雨や気温の高い夏。食中毒が気になる季節ですよね。近年はウイルス対策のために、手洗いやアルコールの頻度が増えた方も多いのではないでしょうか。ウイルス対策と兼ねて、さらに食中毒対策をしていきましょう。今回は、今日からできる食中毒対策のコツをご紹介します。

しっかり乾いた手にアルコールを!

【暑い夏は要注意!】管理栄養士が教える今日からできる食中毒を防ぐコツ
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「手洗いをして濡れたままの手」にアルコールをつけていませんか?実はアルコール消毒は、濡れた場所で効果が薄れてしまいます。

食中毒対策だけでなく、ウイルス対策のためにアルコール消毒をすることが、わたしたちの日常になりました。スプレータイプ、ウエットテッシュタイプなど、さまざまなアルコール商品がありますよね。

梅雨の時期は特に、手にアルコールをスプレーしたり、テーブルをアルコールで拭いたりして食中毒の対策をしたいものです。

しかし、手やテーブルが濡れていると、実はアルコールの濃度が下がり効果が薄れてしまうのです。

厚生労働省が推奨する消毒用のアルコール濃度は70%以上から95%。手が濡れている場合、アルコール濃度は推奨値の70%を下回ります。

食中毒を防ぐためには、しっかりと手やテーブル、食器を拭いてからアルコールをかけるようにしましょう。

素手で食べ物を触らない

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しっかり石鹸で手洗いをして、アルコール消毒したから大丈夫!…とは言い切れないので、手洗い後も注意が必要です。わたしたちの手には常在菌がついていて、手洗いをしてもすべてなくなるわけではありません。食中毒を防ぐために、食材を素手で触らないようにしましょう。

食材を素手で触らない方法

・菜箸でつかむ
・手袋をつけて触る
・サランラップで包む など

手で食材を触らないようにするには、このようにさまざまな方法があります。 

そして、道具はそれぞれ専用のものにわけて使うようにしましょう。例えば、ハンバーグを握った手袋をつけたまま、付け合わせのサラダを触るのはNGです。同じ手袋を使ったままでは、お肉についた細菌をサラダにつけてしまいます。

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道具を色でわけて用意すると、使いやすくなるのでおすすめです。例えば、生肉や加熱前のものを触る菜箸や手袋は赤(ピンク)、調理済みの料理を触る菜箸や手袋は水色、無地など。ルールを決めてわかりやすくしておきましょう。

食材の買いすぎは禁物

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忙しい生活をしていると、買い物も大変です。食材を1度にたくさん購入しておきたいところですよね。けれど、食中毒対策のために「食材はほどほどの量の保存」がおすすめです。

食材をほどほどにするメリット

・賞味期限、消費期限切れを防ぐ
・冷蔵庫、冷凍庫への食材の詰めすぎを防ぐ
・冷蔵庫、冷凍庫の開け閉めの頻度や時間を少なくする

1度にたくさんの食材を購入すると、賞味期限・消費期限切れのリスクが高くなります。食材を腐らせたり、細菌を増殖させたりしないためにも食べ切れる適度な量を購入しましょう。

また、たくさんの食材を購入すると、冷蔵庫や冷凍庫もギュウギュウになってしまいますよね。「暑い時期も、食材は冷蔵庫に入れて保管しているから大丈夫!」と言いたいところですが、冷蔵庫の中身がパンパンでは、適切な温度が保てなくなってしまいます。冷蔵庫・冷凍庫の適温を保つために、食材は庫内の7割以下にするようにしましょう。 

そして、中身がギュウギュウに詰まった冷蔵庫はどこに何があるのかわかりません。「チーズはどこかな?」「ん?この容器の中には何を入れていたかな?」と探しているうちに、冷蔵庫を開けっぱなしにしていませんか?その間、冷蔵庫の温度が上昇してしまいます。

暑い夏は室温も高くなるので注意が必要です。1度上昇した冷蔵庫内の温度を下げるには時間を要します。食中毒対策には温度管理が重要なので、冷蔵庫内をスッキリさせて、さっと開け閉めできるようにしましょう。

食材を購入するときは「何日で食べ切れるかな?」「冷蔵庫の7割くらいに収まるかな?」と考えるのがおすすめですよ。

食中毒は、小さな行動の変化でリスクをぐんと減らせます。アルコール消毒をするときや、食材の買い出しのときに気をつけてみてくださいね。

食中毒|厚生労働省を参照)

AUTHOR

なつめももこ 管理栄養士

なつめももこ

管理栄養士/Webライター/イラストレーター。管理栄養士として病院に7年間勤務。出産を機に「子どもとの時間を大切にしながら働くこと」を目標にフリーランスのWebライター&イラストレーターとして活動開始。現在は栄養に関する記事を執筆するほか、未経験からイラストレーターになる方法について発信している。

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