【意外と知らない豆知識】不健康で危険!?キッチンによくある6つのアイテムを今すぐ排除しよう

 【意外と知らない豆知識】不健康で危険!?キッチンによくある6つのアイテムを今すぐ排除しよう

今回ご紹介するキッチン用品は、役に立たず、不健康で、危険でさえあります。

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鍋やフライパン、天板やキャセロール皿、調理器具など、どのキッチンにも料理をしやすくするための便利グッズがあふれています。しかし、あなたが最後に全キッチンアイテムに目を通し、残しておく価値のあるものを見極めたのはいつですか?何年も使い続けていると、いつも使っているアイテムが意外にも健康に悪い、あるいは危険なものになってしまうことがあります。今回は早急に処分したり、リサイクルしたりしたほうが良いアイテムをご紹介します。

1.ワイヤー製グリルブラシ

かつては、調理後のグリルの汚れを落とすのに定番だったワイヤー製グリルブラシ。しかし、まだ使っている人はそろそろ捨てたほうが良いでしょう。その理由は、ワイヤー製グリルブラシが便利というよりも危険なものだからです。

ワイヤー製グリルブラシを使うと、ステンレスや真鍮でできた金属の毛がブラシから抜け落ちてしまいます。グリルの表面を掃いたり、磨いたりするたびに、ブラシの毛の一部が折れてしまうこともあります。鋭利な毛の一部がグリルの表面に残ってしまうと、次に使うときに食材に付着してしまいます。

コンシューマーズ・ユニオン(非営利の消費者組織)誌によると、2002年から2014年の間に、約1700人のアメリカ人がこのワイヤー製グリルブラシのせいで緊急治療室に運ばれたそうです。食材を焼いた後にこれらを口にしてしまうと、口や喉の傷、あるいは長引く胃の損傷など、病院に行くほどのケガにつながってしまいます。

ワイヤー製グリルブラシを捨てて、より安全で同じ効果のあるものに変えましょう。毛足のないコイル状のグリルブラシや、ウッドグリルスクレイパー、軽石グリルストーンなど、多くの製品がありますので試してみてください。いざというときは、アルミホイルをくしゃくしゃに丸めたものを使えば、危険を伴わずにグリルをきれいにすることができます。

2.傷ついたノンスティック加工のフライパン

お気に入りのノンスティック加工の鍋やフライパンが傷だらけになっていませんか?キッチンの必需品である鍋やフライパンの内面を覆っている光沢のあるワックス状のコーティング層は、時間の経過とともに摩耗し、色あせたり、傷がついたり、はがれたりします。長年使用したノンスティック加工の調理器具は、コンロの火に当たるたびにベタつきます。

かつては、傷ついたノンスティック加工の調理器具は非常に危険なものでした。傷がつくと、有害な化学物質が食品に混入する恐れがあったからです。現在では、ほとんどの専門家が、ノンスティック加工やテフロン製の鍋やフライパンは以前ほど危険ではないと認めていますが(テフロンは何年も前に有害な可能性のある成分の使用を中止している)、それでも傷のついた調理器具を使い続けるのはよくありません。

傷がついているということは、鍋やフライパンのノンスティック・コーティングが効かなくなっている証拠です。つまり、鍋やフライパンで料理をしても、実際にはノンスティック効果が得られない可能性があるということです。摩耗が進むと、調理中のベタつきが増すことがあります。このような状態になったら、新しい鍋やフライパンに買い換える時期です。

3.プラスチック製の調理器具

プラスチック製スプーンやスパチュラなどの調理器具は、お手入れが簡単で、毎日のようにキッチンで使うことができます。しかし、これらの便利な道具には危険が潜んでいます。

プラスチック製の調理器具を使って料理をすると、有毒な副産物が料理に混入する可能性があるのです。

ドイツ連邦リスク評価研究所の研究によると、プラスチック製の調理器具は、摂氏70度にさらされると、有毒な副産物を生成し始めます。この副産物は、オリゴマーと呼ばれるもので、プラスチックが作られたときに含まれています。そして、高熱にさらされることで、食品に混入してしまうのです。

オリゴマーを大量に摂取すると、肝臓や甲状腺の病気、不妊症、高コレステロール血症、ある種のがんなどにつながると言われています。わずか90マイクログラムでも危険であると科学者たちは警告しています。

安全のために、プラスチック製の調理器具はリサイクルしましょう。プラスチック製の調理器具は、木や金属など、より安全な素材のものと交換しましょう。

4.錆びた古い天板

キッチンにシルバーというより茶色や黒に近い天板が置いてありませんか。時の経過と共に、天板の表面で焼いたり、削ったりすることで、天板は色が変わり、まったく新しい表情を見せます。そして、頻繁に使用していると、しばしばサビが発生します。

鉄が酸化した「サビ」は、アルミ製の天板やシートにも発生し、鋳鉄製のものにも発生します。しかし、必ずしもすぐにあなたやあなたの健康に危険が及ぶわけではありません。専門家によると、サビは比較的安全であり、まったく大した問題ではないそうです。お気に入りの鋳鉄製のフライパンについたサビは、こすって落とすことができます。また、アルミ製のパン焼き器でも、一部のサビは落とせる可能性があります。

しかし、天板の大部分が錆びていると、安全性よりも料理の内容に影響が出てきます。錆びたトレイの上で、クッキーやシートパンディナーをオーブンに入れたいと思う人はいないでしょう。ベーキングシートやフライパンのサビが止まらなくなったら、リサイクルして新しいものを探しましょう。

5.プラスチック容器

プラスチック製の容器は、プラスチック製の調理器具と同様に、食品の下ごしらえや保存に最適なアイテムとは言えません。プラスチックには、ビスフェノールA(BPA)という化学物質が含まれています。

BPAはプラスチックや樹脂に含まれており、時間が経つとプラスチック容器の中の食品に浸透してしまいます。食品の保存にプラスチック容器を使用している場合、BPAはすぐに溶け込んでしまいます。また、飲み物用にプラスチック製電気ポットなどを使用している場合、飲み物にもBPAが混入します。現在、多くのメーカーがBPAを含まないプラスチックであることを宣伝していますが、あなたのキッチンアイテムに何が含まれているかはわかりません。

また、プラスチックの環境への悪影響も無視できません。プラスチックがリサイクルされることはほとんどなく、多くのプラスチックが近所のゴミ捨て場に捨てられています。

プラスチック製容器に頼るのではなく、より安全で環境にやさしいガラス製の容器に切り替えましょう。保存したいものに合わせたセットや、豊富なサイズのスタッキングコンテナが揃っています。

6.反りや割れのある木製スプーン

木製の調理器具は、プラスチック製のものよりはるかに良い選択です。お気に入りの木のスプーンが割れていたり、色が変わっていたり、乾燥していたりしませんか?

木製の道具は、使ったり水に触れたりすることで乾燥します。ひびが入ると、その中にバクテリアが発生します。ひび割れの中に潜んでいる細菌を徹底的に掃除することは不可能なので、交換したほうがいいでしょう。

また、反りや腐りの兆候がないかどうかも確認する必要があります。木製の道具が柔らかくなったり、木片がなくなったり、色が変わったりしたら、新しいものを買う時期です。これらは細菌によって引き起こされる木の腐敗の兆候の可能性があります。

教えてくれたのは…ヘザー・アダムスさん
ヘザー・アダムスさんは、執筆と編集業で活躍してきた経験豊富なライター。コンテンツ制作、ソーシャルメディア、マネジメント、編集に長けたクリエイターである。

ヨガジャーナルアメリカ版/「Get These Six Common Items Out of Your Kitchen Right Now

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By HEATHER ADAMS
Translated by Hanae Yamaguchi

AUTHOR

ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。



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