【高校の授業でヨガという選択肢】学校教育におけるヨガで、ヨガインストラクターの私が目指すもの
愛知県内の高校2校(私立豊川高校、愛知県立豊橋西高校)の授業にヨガを取り入れてもらい、総勢100名を超える高校生とヨガを毎週行う中で、「ヨガ」が高校生にとってどんな役割を担うのか、そしてヨガ講師はどんな存在であるとより良い教育環境になるのか、私なりに考え試行錯誤し、今現在、目指しているものをご紹介します。
学校の授業の中で「ヨガ」を取り入れるという新しい取り組み
私は現在愛知県内にある高校2校に、ヨガを授業として取り入れてもらい毎週学校で「ヨガ」の授業をしています。
基本的には、ヨガを知っているがやったことはない、もしくはヨガに興味もないという子ばかりが、ヨガを授業として受講しています。ひとクラス大体30名から40名の10代のヨガに興味がない子たちが、授業として受けてくれる中で、少しでも自分の体と心に興味を持ってくれたら、ヨガを通して健康に意識を向けてくれたら、という気持ちがあるのですが、“まずは楽しく”ここを忘れないようにしています。
学校生活、学生だって疲れている
授業を担当させていただいている2校の学校は、学校のカラーが全く異なり1校は愛知県屈指のスポーツ強豪校、県外から受験をして寮生活をしながら学校に通う子も多い豊川高校。もう1校は3年前に学科改編を行い総合学科となり、学生の興味関心に合わせた特色ある授業が魅力的な愛知県立豊橋西高校。
両校共に、選択科目として「ヨガ」を体育・スポーツが好きな子達に受講してもらえる科目として、取り入れてくれています。(学校の特色が大きく異なるので、授業としてのヨガの見せ方はそれぞれに変えていますが、この話はまた別の機会に)それだけ、特色が異なるにも関わらず、両方の学校で口を揃えて学生が言うのは「シャバーサナ(ヨガの最後に行うリラックスポーズ)って最高!!」授業中に堂々と寝られるのが嬉しいようです(笑)
考えてみれば、月曜から金曜まで朝から夕方まで授業を受けて、そのあとに部活をして、定時で働いた上に毎日残業をしている会社員並みに忙しく、中間テストに期末テスト、模試や実力テストまで入れたら、四半期ごとに業績を出す会社員よりも「締め」の業務は多い。いつもいつも頑張っている中で、緩まる時間が学生にもあっていいのではないでしょうか。
AUTHOR
白井美穂
セルフケア・ヨガ講師として活動中。会社員時代に”ネフローゼ症候群”という難病を患い、ヨガと季節のセルフケアを学び始める。その後ヨガ講師へ転身、初心者にもわかりやすいレッスンを行う。2021年度より愛知県内の高校にてヨガの授業を開始し、現在は県内2校で授業を担当。10代にヨガを通して体と心を整えることの大切さ、自分の心と向き合いやりたいことや目標に向かって進んでいくことの大切さを伝えている。
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