日常生活の些細な癖が腰痛の原因に?腰痛改善のために今すぐほぐすべき部位とは
慢性的な腰痛で悩んでいるけれど、なかなか改善できない方は日常生活の癖が腰痛を引き起こしているかもしれません。今回は、腰痛改善のために気をつけるべきことと、改善のためにほぐすべき部位をお伝えします。
自分の姿勢を確認してみましょう!
慢性的に腰痛を感じているけれど、なかなか改善できないと感じている方は、日常生活で無意識にとっている姿勢に原因がある可能性があります。座る時に、仙骨側に体重をかけるような仙骨座りの姿勢をとっていませんか?腰痛持ちの方の中には、以下のような姿勢が楽に感じるようになってしまい、ついついこのような悪姿勢をとってしまうことがあります。
立ち姿勢でも、無意識のうちに正常な立ち方以外の悪姿勢を取ることが多くなっていませんか?仙骨座りに違和感がなく無意識にしてしまう方は、立ち姿勢も悪くなりやすく、スウェイバック姿勢になってしまう方も多いです。
悪姿勢が及ぼす影響とは?
仙骨座りのような悪姿勢で座ることによって、腰椎の正常なカーブが失われ、下部腰椎の動きが悪くなってしまいます。仙骨座りをしている時には気になりませんが、正しい姿勢で座る場面では座りにくく感じるようになります。正しい姿勢で座る際に、下部腰椎の動きの悪さを補おうとするために腰の上部の張りが出てきたり、骨盤周りの筋肉もアンバランスになったりといった悪影響が出てしまいます。日常生活で何気なくとっていた悪姿勢によって腰痛を引き起こしてしまうだけでなく、正しい姿勢を取りにくくなってしまうためにまた悪姿勢を取る悪循環が続いてしまいますので、これを改善してあげる必要があります。
腰痛対策としてほぐすべき部位とは?
腰痛にお悩みの方の多くが、骨盤と背骨を繋ぐ「仙骨」周辺が固まっています。仙骨まわりをほぐすことは腰痛対策として有効です。さらに、骨盤と足を繋ぐ股関節の動きを改善することも効果的ですので、無理なくほぐしていきましょう。
いつでもどこでもできる仙骨ほぐしとは?
さっそく仙骨周辺をほぐしましょう!まずは、いつでもどこでもできるほぐし方をご紹介します。
1. 両手中指で骨盤前面を触り、親指を背面に滑らせて腰椎周辺を触る。
2. 腰椎周辺の皮膚をつまみながら揺らしてほぐし、少しずつ下方へずらしながら仙骨周辺をほぐしていく。
※固まりすぎてつまめない場合は拳や指先で押しながら揺らすやり方でも大丈夫です。緩んでくるとつまみやすくなります。
仙骨ストレッチでしっかりほぐしましょう!
手を使ったほぐしができたら、ストレッチも行ってみましょう。体力や筋力がなくても行うことができる内容です。凝り固まっている場合は取りにくいポーズがあるかもしれませんが、全て完璧に行おうとしなくても大丈夫です。動画を見ながらご自身の無理のない範囲でストレッチしてみましょう。硬さを感じたら、週に3回程度を目安にしばらく続けてみることでほぐれやすくなります。
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
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