【腰痛】は股関節の不安定さが原因?【外旋六筋】の位置を体感できる簡単エクササイズ
【外旋六筋】は機能していないと股関節が不安定になるだけでなく、腰痛に繋がったり、お尻のラインを崩してしまうインナーマッスル。しかし意識してちゃんと使えているか分かりにくいのが外旋六筋でもあります。簡単なのに使っていることをちゃんと実感できるお手軽エクササイズのご紹介です。
外旋六筋、位置は知っていても可動を感じたことある?
股関節を安定させるインナーマッスル3つ目の外旋六筋は、股関節周りの筋肉の中では知っている方も多いかもしれません。
アウターマッスルも含めると股関節まわりの筋肉はたくさんありますが、インナーマッスルとしては前から支えている【恥骨筋】股関節の外側から支えている【小臀筋】後ろから支えているのが【外旋六筋】です。
外旋六筋は股関節を外旋させる時に活躍する事が多いインナーマッスルなので、そもそも日常生活で使われにくい筋肉なんです。
ストレッチはしやすくても鍛えるのにも分かりにくいこともあり、イラスト等で外旋六筋の位置を知ってはいても可動を感じたことがない人は多いのでは?
ストレッチやエクササイズは全般的にアウターマッスルの方が体感しやすいので、インナーマッスルは感じにくくて当然です。
今回のエクササイズは全然疲れない簡単な内容ですが外旋六筋が使われていることが実感出来てちゃんと鍛えられます。
知っていてもなかなか使えているか分かりにくい外旋六筋を意識的に鍛えましょう。
股関節の不安定さが腰痛の原因になる?
股関節周りのインナーマッスルは、分かりにくく鍛えにくい部位。気付かないうちに衰えて機能しなくなり、その弊害として股関節以外にも悪影響が出てしまうことがあります。
外旋六筋は、足の付け根(大腿骨頭)がはまる骨盤のくぼみ(寛骨臼)から外れないように繋ぐ役割の部分。その機能が低下し不安定になると、まずは股関節自体にトラブルが起きます。
インナーマッスルの機能が弱くなれば、その上の筋肉でフォローするようになってしまいます。
層になっているお尻の筋肉は小臀筋、中臀筋、大臀筋にこわばりや固さができやすくなり、太もも全体にも同じ現象が起きやすくなります。
固まり、張ったお尻や脚になってしまうと、固さの塊が神経を圧迫することから痛みやしびれになってしまうことも。
更には股関節の可動不良でぐらつきが起こると骨盤の安定も少なくなり、歩いている時に腰に多くの負担がかかりやすくなることから股関節の不安定さは腰痛の原因となることがあります。
これらは蓄積されて起こることが多いので、日ごろから積み重ねのケアが将来に繋がります。
【疲れない】【簡単】【分かりやすい】この3つが揃った股関節を安定させるエクササイズですから是非持続させてくださいね。
Step1
マットもしくは床に横向け寝になります。
両膝を曲げて足を揃えたら背骨、上半身の姿勢を正しましょう。
この時におへそは自分の正面へ向けます。
Step2
天井側の足を床側の足の後ろへ置き、足の裏が床やマットに着くようにします。
足の裏をマットに着けたら膝は天井に向けます。
骨盤も後ろに倒れないように意識して足の付け根を外回しにする意識を入れましょう。
その姿勢から後ろに置いた足の裏でマットを押します。その間5回深呼吸をしていきます。
お尻の奥の方からピーンと感じますか?
感じにくい場合は股関節の外旋が弱いかもしれないので、天井に向けている膝頭が前に倒れていないか確認してください。
左右繰り返しましょう。
AUTHOR
miyuki
ピラティスインストラクター/ダンスインストラクター。12歳からクラシックバレエやジャズダンスを始め、その後モダンダンス、Hip Hop、ラテンダンス等を学ぶ。 ダンス旅行で訪れたNYでピラティスに出会い、帰国後ピラティスインストラクターのライセンスを取得。指導歴は18年。FTP認定マットピラティスインストラクター/ダイエット指導士/からだスキャンセルフマッサージ/ZUMBA Basic1/RYT200(ヨガ)など資格を多数所持。元モデル・レースクィーンとして活動した経験もあり。
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