スケジュールが埋まっていないとソワソワ…【空白恐怖】への対処法とは|臨床心理士が解説

 スケジュールが埋まっていないとソワソワ…【空白恐怖】への対処法とは|臨床心理士が解説
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南 舞
南 舞
2022-05-06
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「空白が怖い…」への対処法は?

少しずつ空白の時間を作っていく

よく体調を崩すという方は、スケジュールが密になりすぎている可能性があります。まずはここ最近の予定を振り返り、空白の時間を作ることを意識しましょう。そこでポイントになるのが、『調整するなら少しずつ』です。よく『休むならしっかり休みたい!』と丸一日何もしない日を作ろうとする人がいますが、空白に慣れていないので時間があることにソワソワしてしまい、結局何か予定を入れるというパターンになりがち。例えば、朝・昼・晩で予定を入れていたのなら、どれか一箇所だけ予定を減らしてみる、それができたら次は2箇所減らしてみるというように、段階を踏んで行ってみることがおすすめです。

不安や孤独感とは上手に付き合っていこう

スケジュールを埋めるという行動を選ぶのは、不安や孤独感との付き合い方を知らないから。残念ながら不安や孤独感という感情を完全に消し去ることはできません。時折浮かんでくるそれらの感情とうまく付き合っていくしかないのです。まずは、スケジュールが埋まらない時に起こる感情に対して【不安】や【孤独】など、名前をつけてみましょう。そしてその感情たちに良し悪しの評価をすることなく、『今わたしは不安を感じているかもしれない』『わたしは寂しさを感じたのかもしれない』というように事実だけを受け止めるようにしてみます。これはいわゆる【マインドフルネス】と呼ばれる作業です。いま、その瞬間に感じた気持ちを受け入れていく練習をすることが不安や孤独感とのお付き合いを上手にしていく一歩です。

どうしても難しい時は、どうしたらいい?

空白への恐怖に対して、ひとりでは太刀打ちできないということもあるでしょう。そうした時は心の専門家の力を借りることを考えてみてください。自分の中にある問題や課題に対して、専門家が一緒に向き合い、付き合い方を一緒に考えてくれます。それなら怖さも減りますし、付き合い方がわかれば自分の心の中もスッキリするかもしれませんよ。

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南 舞

南 舞

公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。



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