「パーン!」と張った太ももをほぐす【太もも前側の筋膜リリース】張り具合に合わせて選べる
脚が太くなる原因は、太ももの前側の張りにあり?太もも前の張りをほぐす筋膜リリースを、3つのレベルに分けてご紹介します。あなたに合った強度を見つけてみましょう。
太ももの前側は"使いすぎている"?
「ダイエットをしても下半身のシルエットだけは変化を感じられない」「カロリー消費のためにランニングを始めたら、余計に脚が太くなった」そんな経験をお持ちの方は多いかもしれません。太ももが痩せない原因として、過去の運動歴や崩れた姿勢による筋肉の張り、座りっぱなしや冷えから起こるむくみ太り、筋肉の使い方のクセによる筋力の不均衡などが考えられますが、特に太ももの前側の筋肉は、太もも裏側に比べて無意識に使ってしまいやすいという特徴があります。そのため、本来であれば太ももの裏側を使うべき動作でも前側の筋肉を使ってしまい、結果的に太ももの前側はパーンと張りがでて、太ももの裏側やお尻が貧相になってしまうというボディラインが生まれてしまいます。
太ももの前側をほぐす筋膜リリース
太ももの前側の筋肉は、本来使いたくない動作でも使ってしまいがち。この、使いやすい癖は、筋膜リリースを行って太ももの前後の不均衡を解消していくことで、改善が見込めます。早速太ももの前側の筋膜リリースを行っていきましょう!
■注意点
太ももの前側の筋膜リリースは、痛みを伴いやすいリリースです。しかし、痛みを我慢して行うことで、身体の他の部位に緊張が出てしまったり、我慢して行うという心の負荷で、エクササイズの継続が難しくなってしまったりする傾向があります。負荷が高い=効果が出るということではありません。痛みを我慢したり、負荷を強くすることよりも、ご自身の状態と体調に合わせた負荷を選びぶこと、継続して行うことが大切です。
■やり方
準備:筋膜リリースをマットの上に置き、太ももの真ん中あたりをローラーに乗せ、うつ伏せになる。
- レベル1
ローラーに乗せた脚のつま先をマットに引っ掛け、つま先で脚の重みを支えながら、身体を前後に動かす。
- レベル2
レベル1でマットに置いていたつま先を浮かせ、脚の重みがすべてローラーにかかる状態で、身体を前後に動かす
- レベル3
ローラーに乗せた脚の膝を曲げて、太ももの前にテンションがかかった状態で、身体を前後に動かす
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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