【座りっぱなしが招く「とてつもないリスク」とは?】姿勢が改善「凝りをほぐすストレッチ」

 【座りっぱなしが招く「とてつもないリスク」とは?】姿勢が改善「凝りをほぐすストレッチ」
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仕事中はデスクワーク、家でもあまり動かずテレビやPC、スマホをよく見る…そんな生活を繰り返していると、様々なトラブルの原因に。まず見直したい、姿勢についてのお話です。

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私たちの頭の重さは5~6kg、両腕は約8kgと言われています。それ程の重みを肩や腰で支えていたら、立っているより、座ってイスに体重を預けた方が楽なのは当然ですが、この座りっぱなしの生活は様々な不調につながります。

座りっぱなしの人は要注意!改善すべきことは?

水分をこまめに摂ろう

長時間座って脚を動かさない状態でいると起こるエコノミークラス症候群。場合によっては命に関わることもある状態です。航空機での長時間移動などで起こりやすいといわれますが、実は在宅勤務などの座り仕事でも注意が必要です。「エコノミークラス症候群」というのは通称で、本来は「肺血栓塞栓症」という病気のことを指します。肺の動脈が血液の塊である血栓によってふさがれてしまう状態です。

長時間座った状態で脚を動かさずにいると、血行が悪化し、脚の静脈に血栓ができる「深部静脈血栓症」が起こりやすくなります。その血栓が血流にのって肺の動脈まで届き、エコノミークラス症候群を起こしてしまうのです。脚の静脈が血栓でふさがれはじめると、脚のむくみや腫れ、痛みが見られるようになります。そして肺の動脈がふさがれると、胸痛や息切れ、呼吸困難を起こし、ときには命にかかわることもあります。

エコノミークラス症候群の原因として「長時間同じ姿勢でい続ける」ことは知られていますが、実は、水分不足もその原因とされています。体内の水分が不足して血液がドロドロになり、血栓ができやすくなるのです。長時間同じ姿勢でい続けたり、水分が不足したりする状況は、在宅でのデスクワークなどにも当てはまります。水分をこまめに摂る事も心がけましょう。

水を飲む
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正しい姿勢で座ろう

悪い座り姿勢が続くと、体がゆがみ、筋肉に疲労が溜まります。まずは姿勢を改善しましょう。正しい姿勢で座ることが大切です。頸部と体幹が床と垂直、股関節とひざ関節が直角になるように座ります。パソコン作業時は頭を前に約15度に傾け、視線を画面に向けましょう。

座り方
イラストAC

こまめに動こう

そして、同じ姿勢が続かないように、歩いたり立って脚のストレッチをするなど、体を動かして休みを入れましょう。例え正しい座り姿勢でも、疲れる程続ける事も、コリに繋がります。数分ごとに体を動かすくせをつけましょう。ふくらはぎを動かさないと、全身の血流が低下します。立ち仕事を挟んだり、座りっ放しにならないように意識しましょう。

1時間ごとに脳や体に休憩を入れることで、仕事の効率もUPします。座ったままちょこちょこ足先を動かす習慣をつけましょう。椅子に座り、膝を90度に曲げ、つま先をつけたまま踵を上げ下げしたり、踵をつけたままつま先を上げ下げする動作もおすすめです。そして、仕事が終わった後にストレッチをする時間を取ったり、湯船にゆっくり浸かり血流を促すなど、ケアを意識しましょう。

ストレッチ
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ひるかわえみこ

ひるかわえみこ

劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。



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