【最新の研究結果が示唆】運動後は温浴と冷浴、どっちが良い?理由と健康効果の引き出し方

 【最新の研究結果が示唆】運動後は温浴と冷浴、どっちが良い?理由と健康効果の引き出し方
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温冷交代浴

足や足首のねんざのような急性のケガには、温熱と冷熱療法を交互に行う温冷交代浴を試してみることをヘンリーさんは提案します。数日間、患部を冷水や冷湿布だけで治療した後、温浴で3~4分、冷浴で1分を交互に合計20~30分間入浴し、必ず最後は冷浴で終えることを勧めています。この方法は、血管を収縮させてから拡張させ、「血流と血液の酸素供給を増加させるポンプ効果を生み出し、治癒プロセスを加速させる」と彼女は言述べています。

2013年に行われた温冷交代浴療法の研究結果では、安静群や温浴群に比べて、筋肉の乳酸を減少させる効果が高いことも明らかになりました。

しかし、温冷交代浴療法は誰にでもできるものではありません。傷口が開いている場合や心臓機能障害、皮膚感染症、糖尿病、その他の循環不全のある方は、水温の変化や、極端に熱いお湯や冷たいお湯を避ける必要があります。

究極のリカバリー

心弾む香りの入浴剤を入れたり、好きなエッセンシャルオイルを数滴垂らしたりすることは有害ではありませんが、科学的に利点があるわけではありません。代わりに、スミス博士は患者にコップ2杯分のエプソムソルト(欧米で人気の入浴剤)を推奨しています。エプソムソルトはマグネシウムの粒子に分解されて体内に吸収され、筋肉の凝りを和らげ、回復を早めてくれるのだそうです。

また、バスタイムで得られる精神的・肉体的な健康効果を最大限に引き出すには、スマホやタブレットを風呂に持ち込まないことだとクリストファー博士はアドバイスします。

「身体的にリラックスした状態であれば、心を静めることは容易です。ですから、心を落ち着かせる音楽を聴いたり、ガイド付き瞑想をしたりして、気持ちを落ち着かせるようにしてください」と彼女は言います。また、アスリートが定期的に瞑想を実践すると、ストレスレベルの低下、集中力の向上、睡眠の改善につながることが研究で示されています。

教えてくれたのは……ローラ・ショルツさん
ローラ・ショルツさんはアトランタを拠点に活動するフリーランスのライターであり、ピラティスのインストラクターでもある。http://www.laurascholz.com/

ヨガジャーナルアメリカ版/「Should You Take a Hot or Cold Bath After Your Workout? Here’s What Scientific Research Says

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By LAURA SCHOLZ
Translated by Hanae Yamaguchi

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ヨガジャーナルアメリカ版

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。