【紅茶のプロ直伝】簡単なのに本格派!おうちですぐに試せる「紅茶の基本的な淹れ方」

 【紅茶のプロ直伝】簡単なのに本格派!おうちですぐに試せる「紅茶の基本的な淹れ方」
Masumi English Tea NY/canva
林原真澄
林原真澄
2022-01-29

はじめまして。紅茶コンサルタントの林原真澄です。ロンドン、NYをへて、今は東京を拠点に活動しています。「紅茶は好きだけどちゃんと淹れるのは難しい……」と思っていませんか。実は、いくつかのコツを知っているだけでハッとするほど味が変わるんです。今回は、すぐに試せる「紅茶の基本的な淹れ方」をご紹介します。

広告

茶葉の販売方法は2種類、それぞれの違いと淹れ方は?

最初に、皆さんのご自宅にある紅茶のタイプを見てみましょう。紅茶の種類には、そのままの形で容器に入っている「ルースリーフ」と、1人分ずつ個包装されている「ティーバッグ」があります。ルースリーフは風味や旨みを感じやすい、ティーバッグは気軽に楽しめるという良さがあります。それぞれに合った方法で淹れることでおいしく飲むことができます。

紅茶
Masumi English Tea NY

「ルースリーフの紅茶の淹れ方」

ルーズリーフ
GettyImages

使うもの:茶葉、水道水、ティーポット、茶こし、カップ、スプーン、ケトルなどお湯を沸かすもの

1.茶葉が古くないかを確認します。賞味期限と合わせて良い香りがするかどうかが目安です

2.水道水を沸かします。熱湯(100度)にするのがポイントです

3.2をしている間にティーポットに茶葉を入れます。パッケージに分量の記載がない場合は熱湯250ml(カップ1杯分)に対して茶葉3g(ティースプーン1杯分)を目安にします

4.沸騰したお湯をティーポットに注ぎ、ふたをして蒸らします。茶葉の大きさに合わせて蒸らす時間を変えるとしっかり抽出されます。大きな茶葉(1cmくらい)なら5分、中くらいの茶葉(3mmくらい)なら3分、粉のように細かい茶葉なら1分が目安です

5.蒸らしたら紅茶の濃さを均等にするため、スプーンでティーポットの中を軽く混ぜます(底から1回)

6.茶こしで茶葉が入らないようにしながら、紅茶をカップに注ぎます

最初は少し手間に感じるかもしれませんが、慣れると手際よくできるようになります。茶葉の入れすぎに注意しましょう。

「ティーバッグの紅茶の淹れ方」

ティーバッグ
GettyImages

使うもの:茶葉、水道水、カップ、ケトルなどお湯を沸かすもの

1.茶葉が古くないかを確認します。賞味期限と合わせて良い香りがするかどうかが目安です

2.水道水を沸かします。熱湯(100度)にするのがポイントです

3.お好みのカップにティーバッグを入れます(1つにつき1個)

4.沸騰したお湯を注ぎ、ラップやお皿でふたをして蒸らします。蒸らし時間は一般的なティーバッグなら3分程度、パッケージに記載がある場合はその通りにします

5.ティーバッグのタグ部分を持ち、カップの中で軽く円を描くようにして濃さを均一にしたら、そっと取り出します

手軽にさっと飲めるのが魅力です。しっかり抽出しようと、最後にティーバッグをギュッと押す方がいますが、これは渋みが出てしまうので避けましょう。

《まとめ》

自分で淹れる紅茶がおいしくなるコツは3つ! 茶葉のタイプ(ルースリーフ、ティーバッグ)にかかわらず使える共通のコツです。

1. 水道水を使う
2. 熱湯(100度)で淹れる
3. お湯を注いだ後、ふたをして蒸らす

普段使いはティーバッグ、リラックスしたい時はルースリーフなど、気分や生活のリズムにあわせて茶葉を選ぶと、自宅での紅茶時間がさらに楽しくなります。良かったら、この週末試してみませんか。

Happy Tea Time!

広告

AUTHOR

林原真澄

林原真澄

紅茶コンサルタント /(株)Masumi English Tea NY代表取締役。ロンドンで紅茶の専門家としてキャリアをスタートし、英国紅茶会社のブランドアンバサダーとして世界の5つ星ホテルで紅茶研修やイベントを数多く手がける。その後NYに拠点を移し、セミナーの主宰や執筆活動をへて帰国。16年の海外経験をいかし、東京で紅茶の可能性を広げる活動を行う。現在は、企業向けのティーコンサルティングや研修を中心に、ブランドや飲食店とのコラボレーションを実施。南青山のヴァルカナイズ・アカデミーにて「モダン・ブリティッシュティークラス」を毎月第3金曜日&第4水曜日開講中。★★ハーニーアンドサンズ紅茶セミナー9/26(火)募集中です。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

紅茶
ルーズリーフ
ティーバッグ