肩こりや背中の疲れが取れない原因は骨盤にあった?【たった3分】寝たまま簡単骨盤揺らし

 肩こりや背中の疲れが取れない原因は骨盤にあった?【たった3分】寝たまま簡単骨盤揺らし
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miyuki
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2022-01-07

ストレッチやお手入れをしていても首や肩、背中の痛みや疲れがなかなか取れなかったり、すぐに体が重だるくなる人は骨盤の硬さが原因で疲れやすい体になっているかもしれません。 疲れている部位のケアだけではなく、体の基盤を整えて上半身の負担を軽減してくれる簡単骨盤揺らしのご紹介です。

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体は免震構造と同じ仕組み?

免震構造の建物は、土台と建物の間にクッションとなるような素材が使われます。それが地震の時にはクッションの役割を果たし、揺れを吸収させ建物への負担を軽減させることにより倒壊しにくくなる仕組みです。免震構造のない建物はクッション作用がなく、根本が固定されているため、上の階に行けば行くほど強い揺れとなり負荷がかかり倒壊しやすくなります。

これを人の動きに例えると、骨盤がクッション材です。

骨盤が固まっている状態で日常生活を送っていると、骨盤から接続している腰をはじめ肩や肩甲骨、首にまで負荷が伝わり疲れやすくなります。

人は骨格の上に靭帯や腱、筋肉等が着いているので骨盤周りが固まっていても建物の様には倒れませんが、クッション材が固まっていればその上下の部位にダメージが行きやすかったり動きにくくて当然です。

他には、骨盤が硬いとダイナミックなストレッチの可動域が狭まります。

それだけではなく、骨盤を適度に動かさなければ内蔵周りの筋肉も使われにくくなり、胃腸消化器の機能も低下し便秘やぽっこりお腹になりやすくなります。そうなれば、悪循環で何もいいことはありません。

上半身の土台となる骨盤の動きを滑らかにする事は、上半身への負担を軽減し疲れにくくより健康な体になりやすいと言えます。

骨盤の安定と可動のメリハリが大切!

骨盤は、正しい位置で安定させておくことと適度に動かすことのバランスが大切です。

骨盤が歪んでいる状態では正しい姿勢を保持する筋肉が使われにくくなり、座り姿勢や立って同じ姿勢でいる時は自分の内蔵や姿勢を支えるために正しい骨盤位置を保つことが必要不可欠となります。

姿勢保持筋
姿勢保持筋


腕を伸ばして物を取ったり、上半身を屈ませたり、回しての作業の時には骨盤の位置に制限をかけないようにし、一つの部位だけではなく力を分散させて体を動かす事が(骨盤周りの筋肉)クッション材を利用して疲れにくくさせるコツです。
休憩の時間や、1日の終わりには骨盤を含め姿勢を支えていた筋肉等を緩めてほぐし不調な体を作らないようにしていきましょう。
それでは骨盤を揺らして整える動きのご紹介です。

Step1

骨盤

ヨガマットまたは床に仰向けになり、膝を立てて寝ます。

お腹は内側に引き込み胸の方へ引き上げた状態をキープします。

手の親指と人差し指を付けて三角形を作り骨盤の上へ載せます。

鼻から吸うタイミングで人差し指(恥骨)を遠くに引っ張るようにし、尾骨をマットの方へ向けて押すようにします。

骨盤前傾の姿勢になります。口から吐くタイミングで親指がお腹の中へ引き込まれるようにして腰はマットの方へ、人差し指は天井の方へ向くようにします。

骨盤後傾状態になります。

これを5セット繰り返します。骨盤前後運動です。

Step2

骨盤

右の腰骨の出っ張りをわきの下の方へ上げ、下げたら左も同じように上げます。

この時は三角形が天井や床と平行の状態で行いましょう。

左右5セット繰り返します。骨盤左右運動です。

Step3

右腰骨→恥骨→左腰骨→尾骨の順に円を描くように回します。

お腹の意識は入れたまま左右5周ずつ行います。

骨盤

ホルモンバランスも整いやすくなる骨盤揺らしです!是非お試しください。

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AUTHOR

miyuki

miyuki

ピラティスインストラクター/ダンスインストラクター。12歳からクラシックバレエやジャズダンスを始め、その後モダンダンス、Hip Hop、ラテンダンス等を学ぶ。 ダンス旅行で訪れたNYでピラティスに出会い、帰国後ピラティスインストラクターのライセンスを取得。指導歴は18年。FTP認定マットピラティスインストラクター/ダイエット指導士/からだスキャンセルフマッサージ/ZUMBA Basic1/RYT200(ヨガ)など資格を多数所持。元モデル・レースクィーンとして活動した経験もあり。



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骨盤
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