「いつか治る癖だと思っていた」抜毛症と生きるボディポジティブモデルGenaさんインタビュー前編

「いつか治る癖だと思っていた」抜毛症と生きるボディポジティブモデルGenaさんインタビュー前編

誰かと同じでいることに安心感を得たり、“自分と違う誰か”に優しさが持てなかったり。誰もがなんとなく生きづらさを感じている現代社会で、自分らしく生きるには? 自分自身を信じ認めて自分らしく人生を歩んでいる方々に「これまでのこと・今のこと・これからのこと」を伺うインタビュー連載「人と違う、私を生きる」。 第2回は、抜毛症のボディポジティブモデルGenaさん。抜毛症はストレスや精神的な痛みを、毛を抜く行為で和らげようとする強迫症のひとつ。今回の前編では、発症した小学生時代のお話や「ずっと恥だと思っていた」という抜毛症の自分を受け止められるようになった経緯などを中心にお聞きしました。

学校環境にストレスを感じたことが最初のきっかけだった

――「抜毛症に悩む自分もありのままに愛していきたい」とSNSなどで発信しているGenaさん。そこに至るまでには、さまざまな葛藤があったかと思います。抜毛症の症状が出始めた小学生のときのことなど、まずは小さいころのお話からお聞かせください。

Genaさん:振り返ると、時代ごとに「別の人?」と思ってしまうくらい自分に対する印象や気持ちも変わっているんですけど、一貫して思うのは好奇心がすごく旺盛だったなと。常に「なんで?」「どうして?」と聞くから、「答えるのが大変だった」と母がよく言っていました。

小学校に入る前は、内向的で工作や絵を描くのが好きでした。でも、当時から背が高かったので、コンプレックスはそのころから感じていましたね。今でもよく覚えているんですけど、当時よく遊んでいた男の子がグループ内の女の子全員にラブレターを書いてきたことがあったんです。でも、自分だけもらえなくて。その子のことが好きというわけじゃなくて、無料配布みたいなことをしてるのに私だけもらえない。背が高いだけで女の子扱いされないんだって、ざっくりと傷ついた思い出があります。

小学校では、なぜか社交的になって先生や親の言うこともよく聞く“いい子ちゃん”。学級委員もしていました。でも、小学校5年生のクラスが学級崩壊寸前。ころころといじめのターゲットが変わるような感じで、大人になってカウンセリングにたどり着いたときに、ここが抜毛症の最初の原因だったのかなって。解決することも出来ずにすごく無力な感じで、ただ耐えるしかなかった。それがストレスだったのかなと思います。

しかも、そのあと中学2年生で転校するんですけど、うまく馴染めず、中2の半ばくらいから不登校。卒業式も欠席しました。今思うと、小さいころから環境に左右されやすいタイプだったなと。幼少期の内向的なところ、小学生のときの社交的なところ。中学で向き合うことになった社会とどうしても折り合いがつかない部分というのも、今の自分に全部繋がっているのかなと思います。

Text by Mitsue Yoshida

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ヨガジャーナルオンライン編集部

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ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。

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