ミニマリストではない"マキシマリストである自分"を認めて初めて知った「真の豊かさ」とは
マキシマリストとしてサステナブルな暮らしを実践する方法
ときめきを知る
筆者は何年もの間、自分が「持つべき」と思うもので家を飾り、ワードローブを満たそうとしてきました。これは、本やブログで読んだり、ポッドキャストで聞いたりした、特定のミニマリストの美学が私の人生を向上させることができるという(間違った)考えに由来しています。それは、真っ白や落ち着いた色、たくさんのニュートラルな色など。私は幸せではありませんでした。
時が経つにつれ、自分を取り戻していきました。幼かった頃の自分自身が惹かれたものを考えてみると、パステルカラーやスパンコールやステッカー、好きな映画をモデルにしたDIYドレス、また壁に雑誌の切り抜きを使ったコラージュを作るのが大好きだったことを思い出しました。それらは見るたびに笑顔になるものばかりです。
それに気づいたわたしは、まず「わたしが囲まれたいもの」と「囲まれたくないもの」を選ぶことにしました。私を笑顔にしてくれるか。つまりは、それは”ときめくもの”かどうかということ。
もちろん、このようなものが万人にとって、笑顔を与えてくれるとは限りません。ですので、まずは穏やかな気持ちにさせてくれるもの、好奇心をかきたててくれるもの、創造性をかきたててくれるものなど、自分の閃きを見つけることをおすすめします。
例えば、音楽のプレイリストには無意味な音楽の組み合わせを入れたいとか。あるいは、家の中を古本のタワーで埋め尽くされた、物思いにふける図書館にしたいとか。こういったものもマキシマリズムです。
自分に合った尺度を見つけるには、すでに持っているものを見て、好きなものが自分の気持ちをどう動かすかをイメージしてみてください。そうすれば、オンラインであろうと、店頭でも、製品のエネルギーが空間にどのように貢献するかをよりよく理解することができるかもしれません。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く