ミニマリストではない"マキシマリストである自分"を認めて初めて知った「真の豊かさ」とは
自分の持っているものを使う
自分のスタイルに何を加えるか大まかなルールを決めた後は、すでに持っているものの棚卸しをしてみましょう。
サステナブルな暮らしとは、殺風景な環境を必要とするものではありません。消費量を減らし、すでに持っているものへの依存度を高め、そして楽しみを増やすことです。クレジットカードを使い切らずに喜びを最大化できれば、豊かさ、インスピレーション、そしてあらゆる面での豊かさを感じることができるはず。
停滞していたり、新しい物を買う予算がなければ、家具の配置を変えるのもおすすめ。新しい組み合わせや構成を発見すればするほど、自分の生活がいかに豊かであるかを実感しています。
同じアイテムを毎年同じ場所に置くことに慣れてしまうと、飽きたら捨ててしまうのが一番簡単なように思えてしまいます。そうではなく、家の中の別の場所に移動させたり、別の目的で使ったりするのです。
筆者はクローゼットのロッドを植物ハンガーにしたり、お気に入りだった割れたコーヒーカップをペン立てにしたりしています。予算内でデコレーションするのではなく、自由に使ってみることも◎。
欲しいものは欲しい
筆者は豊かな感じが好きなので(そして欠乏を恐れるので)、友人が寄付する服や無料サンプル、歩道にある中古の家具などをくれると、よく「イエス」と言います。
これは散らかった暮らしのようにも思えますが、こうして私はとてもお気に入りのアイテムを見つけることができました。
セール品を見つけても、自分が思い描いていたものとは違っていた場合、その良し悪しも考えます。興味をそそられた場合は、期待値を調整。必ず成功させると”約束”をして購入。これはいつもうまくいくわけではなく「ただ買う」ということと、「考えて投資する」ということの間を行き来する慎重な方法だということを知ってください。
けれど、時間が経てば、自分が譲歩できる部分とそうでない部分がよくわかるようになります。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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