管理栄養士が教える【寒い季節にぴったり】腸内環境を整える、温かい朝食「オートミールポリッジ」
ダイエットやフィットネスブームの中、オートミールを主食として取り入れる人が増えてきました。そんなオートミールの調理方法はさまざまありますが、中でも、イギリスで親しまれている「ポリッジ」という食べ方をご紹介します。
温朝食「オートミールポリッジ」とは?
ポリッジとは、英語で「お粥」という意味です。オートミールで作るは、主にイギリス地方で昔から愛される朝食です。もっともメジャーな作り方は、オートミールと牛乳を合わせて、鍋で煮てお粥状にするもの。フルーツや甘味料をトッピングするだけで簡単にでき、栄養価も高いので忙しい人にもおすすめです。
また、朝は体が冷えていることが多いですが、そんな時にも温かく調理するポリッジがおすすめ。お腹を冷やすことなく、じんわり温めるので、お腹を下しやすい人や、冷え性の方にぴったりの朝食です。
参考:【落とし穴】「腸の冷え」が招く問題とは?腸が冷える原因と食事・生活習慣による改善方法
オートミールの健康効果
オートミールとは、別名「えん麦」と呼ばれ、主食として食べられている穀類です。
食物繊維が豊富で、100gあたり9.4g含まれています。これは白米の約18倍であり、食物繊維のおかげで以下のような健康効果が期待できます。
・便通改善
・美肌
・ダイエット
さらに、お米のように炊飯する手間はなく、電子レンジでも調理できるので簡単に調理できます。ただし、食べ過ぎると食物繊維の摂りすぎでお腹を下してしまう可能性があるため、一日一食程度にしておくことをおすすめします。
オートミールポリッジのレシピ
■ 基本:1人分
・オートミール 30g
・豆乳(植物性ミルク) 120ml
上記の材料を鍋に入れ、中火で温めます。しばらくすると、お粥のようなテクスチャーになるので火をとめて、お皿に移したら基本は完成です。
基本のポリッジは味にクセがなく、いろんなトッピングを楽しむことができます。また、鍋に一緒にカカオパウダーやシナモン、調味料を入れるなど、アレンジは無限にできます。
■ バナナフルーツポリッジ
・バナナ 半分を薄くカット
・ブルーベリー
・くるみ
・ココナッツファイン
・メープルシロップ
・シナモン
フルーツは体を冷やしやすい性質を持っていますが、ポリッジにトッピングすれば問題ありません。そして、シナモンなどのスパイス類を使うことで、より体を温める作用を強くすることができます。また、基本のポリッジにはフルーツだけでなく、野菜などご飯ものと合わせても美味しく食べることができ、おすすめです。
例)アボカド、ソイミート、のり、納豆など
最近では、もともと味のついた状態で販売されるインスタントオーツなども増えてきました。寒い季節に、体の中から温まるオートミールポリッジを朝から楽しんでみてはいかがでしょうか?
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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