秋、なぜむくみやすい?「秋むくみ」をアロマで和らげる方法|イギリスのハーバルライフに学ぶ
すっかり寒くなってきましたね。暑い夏は水分の摂りすぎや冷房による冷えなどからむくみやすいと言われていますが、秋も「秋むくみ」といって、一年の中でもむくみに最も注意が必要な季節なのです。今回はその秋むくみのアロマを使ったケア方法をご紹介します。
なぜ秋はむくみやすい?
秋になったとはいえ、夏が戻ってきたかのような天気もあり衣替えのタイミングを逃してしまたり、日中は暑いのに夕方は一気に寒くなるなんてこともありますよね。夏の過ごし方や習慣、夏のファッションのまま過ごしてしまうと身体が冷えて血行が悪くなりむくみに繋がります。また朝晩の気温差から自立神経が乱れやすくなり、血行不良になりやすくなります。また秋は美味しい食べ物が豊富な季節。栄養のバランスが崩れることもむくみの原因となるでしょう。食べ過ぎや、食べ過ぎたからといって一気に食べないといったダイエットなどを繰り返してしまうと栄養バランスの崩れからむくみやすいカラダへと繋がってしまいます。
そもそもむくみとは
むくみとは、体に余分な水分や老廃物が溜まっている状態。体の中を流れている血液には、酸素や栄養素など体に必要なものを隅々まで送ってくれ、二酸化炭素など老廃物を取り除いてくれる役割をしています。この循環が何らかの原因でスムーズに行かなくなると、余分な水分や老廃物が皮膚の下に蓄積しむくみを引き起こすことになります。そのむくみをそのままにしておくと、体内に老廃物や余分な水分が溜まったままとなり代謝が下がり痩せにくい体になり、セルライトや冷え性の原因に繋がります。
むくみにおすすめのエッセンシャルオイル
- ジュニパーベリー
ヒノキ科のジュニパーベリー。古くから魔除けとして儀式で用いられてきました。薬酒として飲用されたり、お酒ジンの香り付けにも使用されています。体を温める作用があり、冷えや湿気を取り除きます。また自立神経やホルモンバランスを調整や、水分バランスの調整に効果があります。新陳代謝を高め、利尿作用もあるためリンパの流れをスムーズにしてくれます。むくみ予防といえばジュニパーベリーでしょう。
- サイプレス
こちらもヒノキ科の植物サイプレス。フレッシュな森林を感じさせる香りは、体内の余分な水分や老廃物の排出に効果があるためむくみ予防におすすめ。ホルモンバランスの調整作用もあります。お肌の引き締めにも効果的です。
活用法
むくみに一番効果的なのがマッサージ。お好みの植物キャリアオイル10mlに精油を1滴〜2滴垂らし、よく混ぜてからマッサージをするのがおすすめ。精油の原液は直接肌につけることができないので、必ずキャリアオイルで希釈して使用しましょう。手に入りやすくお肌に馴染みやすい、ホホバオイルがおすすめです。
アロマバスとして、お風呂に入れるのもむくみ対策に効果的です。精油は水に溶けにくいため、小さじ1のキャリアオイルやハチミツ、天然塩やエプソムソルトなどに3滴〜5滴を混ぜ合わせ入浴すると、血行促進やリンパの流れが良くなるのでむくみ予防に良いでしょう。
これからの季節、体を芯から温めてエッセンシャルオイルとの相乗効果でむくみ知らずの快適な秋をお過ごしください。
※自然の恵みたっぷりなハーブですが、治療中の病気がある方や薬を摂取している方、また妊娠中や授乳中、体質に心配がある方はご使用をお控えください。
※使用前に必ずかかりつけの医師にご相談ください。
※精油は100%ナチュラルなものをおすすめします。
AUTHOR
成瀬美紀
2010年にピラティス・ヨガを始める。その後、国内外でピラティスやヨガ・サップヨガなどのインストラクター資格を取得し、東京にてインストラクターとして活動。 現在はイギリスロンドンに在住。
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