「月曜瞑想」の提唱者・伊藤東凌さんが考える「今、瞑想が必要な人」とは

伊藤東凌さん

「月曜瞑想」の提唱者・伊藤東凌さんが考える「今、瞑想が必要な人」とは

ブルーマンデーという言葉もあるほど、月曜日の朝はテンションがあがらないもの。そんな月曜日の朝に5分間だけ瞑想の時間を作って、気持ちを切り替える「月曜瞑想」を提唱したのは、京都の禅寺・両足院の副住職、伊藤東凌さん。「月曜瞑想」のやり方などについてお話を聞いた前回に引き続き、今回は瞑想の必要性、コロナ禍の不安とうまく付き合うための心の在り方についてなどをお伺いしました。

週の始めに瞑想する人が増えれば不機嫌な社会が変わる

――「月曜瞑想」は「週に1度、月曜日の朝に」という部分もポイントですね。

伊藤さん:週の始めの月曜日に「今週はこういう1週間にしよう」と自由に考えることができたら、もっとのびのびした明るい社会になっていくのかなと。今、全体的に社会がちょっと不機嫌になっているような印象を受けていたのもあって、月曜日にみんなが瞑想するような世界になれば、それが変わるかもしれないなとも思いました。

もともと日本人は、瞑想が得意だったはずなんです。おじいちゃん、おばあちゃんの昔の暮らしを想像すると、朝起きたら窓を開けてお天道様に感謝して、仏壇に手あわせて、目の前のことから周りに意識を広げていって……という感じで、生活のなかに自然と瞑想的な時間があった。今は、その瞑想的ではない暮らしが主流になってきただけなんですよね。だからこそ、瞑想は難しいことではなく、誰しもができるものだと思っています。

――今、瞑想が必要な人とはどんな人でしょうか。

伊藤さん:一番瞑想を行ってほしいなと思うのは家のなかで不機嫌を感じてしまう人。例えば、子育てに追われている親御さん。子どもが言うことを聞かなくて、怒る自分も嫌だけど止められない。だんだんと自己肯定感も下がってしまうという負のスパイラルになっている人は、リセットが必要だと思いますので、瞑想を試していただきたいです。

仕事だと、リーダーシップを発揮する必要がある人でしょうか。瞑想を取り入れることで、メンバーの状態を冷静に見ることができると思います。とはいえ、正直、瞑想は現代人全員に必要なのではないか……と思うのが本音ではありますね。

――たしかに、情報社会でもある現代に生きる人にはいったん立ち止まることができる瞑想の時間が必要かもしれません。

伊藤さん:僕自身、昔は瞑想が必要ない人もいるのではないかと思っていたのですが、このコロナ禍で意識が変わりました。一見、瞑想が必要ではないと思うくらい調子がいい人も、自分のパフォーマンスに対して繊細に向き合っていく時代になりましたよね。価値観がガラッと変わったと思いますし、自分らしく生きることが認められる時代にもなった。だからこそ、さらなる自己実現のためには瞑想が役に立つのかなと思います。

Text by Mitsue Yoshida

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ヨガジャーナルオンライン編集部

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。

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