【7割が効果を感じたと回答】瞑想サロンMelonによる、小学校でのマインドフルネス実施レポート

 【7割が効果を感じたと回答】瞑想サロンMelonによる、小学校でのマインドフルネス実施レポート
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南 舞
南 舞
2021-10-17
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学校の先生たちの反応は?

今回のプログラムは、動画を見るだけなので先生たちが実施しなくてもいいということもあり、運用自体が楽で実践しやすかったという声も多く、動画プログラムであった点も成功のカギとなったようだ。

「学校の先生たちからは、『子どもたちの集中力がこれまでよりも高まった感じがする』、『プログラムを参考に、リラックスした呼吸の導入、今の自分の状態に気づく時間を作るなど、自分なりの言葉で子どもたちに語ることができるようになった』、『プログラム終了以降もプログラムの内容を意識した声かけするようになった』などのたくさんの声をいただきました。子どもたちからは、『イライラした時に自分でやってみようと思う』という声もあり、すんなりとマインドフルネスを受け入れてくれた子どもたちが多く、今後に期待を感じています。」(Melon代表橋本さん)

より多くの子どもたちにマインドフルネスを知ってほしい!

ある学校で1年生にも実施してみたところ理解面など問題なく実施できたので、対象年齢を広げたいと話すのは、Melon代表の橋本大佑氏。今後の展望を伺った。

「マインドフルネスは、子どもたちに必要なメソッドだと確信することができました。今は子どもたちのコロナ感染も増えていて、オンラインでの登校を余儀なくされたり、保健室ではコロナ対応をしなければならなかったりして、学校や保健室が逃げ場として機能していなくなっている、そんな状況も耳にします。

また、現在の時点で、子どもたちの自殺率が前年に比べて増えているというデータもありますので、いいタイミングでのプロジェクト実施だったように思います。ストレスのやり場が限られている中でも、セルフケアを知っているのはとても大切なことですから。もちろん、動画に比べたら対面の方がコミットするとは思いますが、利便性や予算、広がりを考えると今の形が有効だろうと思っています。また、Melonのマインドフルネスサロンを運営していて思いますが、マインドフルネスって1人でやるのは難しいけど、みんなでやれば継続しやすいといった側面もあるので、学校という場で、みんなでやることに意味があると感じています。今後は、サブスク型の学校向けチャンネルなどを作り、いつでもアクセスできるようなものや、プログラムの充実、楽しくマインドフルネスを続けられる仕組みを作っていきたいです。

また、各自治体の教育委員会や文部科学省などにこの取り組みを知ってもらい、マインドフルネスを実践することで、セルフケアをすることができる子どもたちを増やしていきたいですね。」(Melon代表橋本さん)

 

橋本大佑さん

株式会社Melon 代表取締役CEO。早稲田大学卒業後、15年間の外資系金融機関での勤務を経て、2019年に株式会社Melonを設立。日本初のオンライン・マインドフルネスのプラットフォーム「MELON ONLINE」や法人向けのマインドフルネス研修、個人向けの講演など各方面でマインドフルネスを広める活動を継続中。

【リアルのマインドフルネスサロンオープン予定!クラウドファンディング実施中】

12月に渋谷にマインドフルネスサロンがオープン予定です。心を整えるサードプレイスを作るべき、プロジェクトに参加してくださるサポーターを募集しています。詳細は、Melon公式ページに掲載。

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南 舞

南 舞

公認心理師 / 臨床心理士 / ヨガ講師 中学生の時に心理カウンセラーを志す。大学、大学院でカウンセリングを学び、2018年には国家資格「公認心理師」を取得。現在は学校や企業にてカウンセラーとして活動中。ヨガとの出会いは学生時代。カラダが自由になっていく感覚への心地よさ、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングの考え方と近いものを感じヨガの道へ。専門である臨床心理学(心理カウンセリング )・ヨガ・ウェルネスの3つの軸から、ウェルビーイング(幸福感)高めたり、もともと心の中に備わっているリソース(強み・できていること)を引き出していくお手伝いをしていきたいと日々活動中。



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