妊娠しにくい体質からしやすい体質へ|脚のむくみが妊娠にもたらす影響と解消ストレッチ【医師監修】
妊娠を望むカップルのうち、5組に1組が不妊とも言われている現代。妊娠しにくくなる原因は様々ですが、むくみや冷えが妊娠しにくい体にしてしまっている可能性もあります。妊活中の女性の中にはむくみや冷えの症状を自覚している人も多いのではないでしょうか。今回は、ふくらはぎのむくみを解消して妊娠体質へ導くためのストレッチを紹介します。
むくみは妊娠力を弱める?血流と妊娠の関係性
現在、妊娠を望むカップルのうち5組に1組が授かりにくい状態とも言われています。女性の高齢出産が増え、不妊治療は今や珍しくもなくなり、専門外来は混雑さえしているほど。それだけ今は「授かりにくい」と悩む女性が多いということでもあります。妊娠できない理由は人によっても、カップルによっても様々ですが、明確な原因がないのに妊娠しにくい場合、「体の冷えによる血流の滞り」が影響している可能性も。特に寒い季節に入るとむくみや冷えを実感しやすい人もいると思いますが、ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれ、血液を心臓へ送るポンプの役割を果たしています。ふくらはぎがむくんで足先から冷え、血流が滞ればホルモン分泌がうまく働かなくなり、子宮や卵巣の機能低下を招いてしまいます。良質な卵子がうまく育たない、受精卵が着床するための内膜が厚くならないなどの原因にもつながってしまいます。
どんな生活習慣でむくみは起こる?
普段、座り姿勢が長い人は脚をほとんど動かさないためふくらはぎの血液循環がしにくい状態です。ふくらはぎにある腓腹筋は筋肉の収縮によってポンプ機能を起こし、血液を心臓に戻す働きをしています。この腓腹筋を硬くさせないためにも、普段座り姿勢が多い人は時おり足首を上下に動かしてみたり、ふくらはぎをマッサージしてあげるようにしましょう。ふくらはぎを単純に揉むのでもいいですが、足首のほうから膝裏に向かって押し流すようなリンパマッサージも効果的です。
AUTHOR
君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガ、ラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、同氏の指導者養成講座を修了し、ヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年、日本ヨーガ瞑想協会講師登録/2019年、全米ヨガアライアンスRYT200取得
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