【医師監修】乾燥の季節…手湿疹(主婦湿疹)や乾燥肌を根本から治す17のヒント

 【医師監修】乾燥の季節…手湿疹(主婦湿疹)や乾燥肌を根本から治す17のヒント
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半田葉子
半田葉子
2021-09-30
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【 ハンドケアのための 17のこと 】  

1.洗剤を見直す

これはみなさんが一番気を付けていることではないでしょうか。食器用洗剤を天然由来成分のものに変えてみる、シャンプーやリンスに気を配る…。他にも洗顔料、入浴剤、基礎化粧品(特に落ちにくい日焼け止めなど)、ヘアワックスなどにも気を配っていますか?これらは手指に良いばかりではなく皮膚全体にも良いと言えるでしょう。食洗器を買うのも選択肢のひとつです。

洗剤
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※皮膚と洗剤との関係については||肌荒れやかゆみ、生理痛…、原因不明のトラブルは【経皮毒】が原因かも?【経皮吸収】について学ぼう||でも解説しています。おすすめの商品については一部||【経皮毒・経皮吸収が気になる人へ】洗剤・バスグッズ・歯磨き粉…|毒素を溜めないおすすめ商品11選||でも紹介しています。

2.ゴム手袋の素材に気を遣っていますか

手湿疹がひどい方は、炊事の際にゴム手袋をすることが多いですよね。ゴム製品に使われている「ラテックス」や「加硫促進剤」でアレルギーが起こる場合があります。手の免疫力が落ちている場合は尚更。今は「ラテックスフリー」や「加硫促進剤フリー」の手袋も市販されているので探してみてください。また、長時間ゴム手袋をする場合は皮膚呼吸ができなくなり、皮膚に負担がかかりますので、綿の薄い手袋の上にゴム手袋をすることをおすすめします。

3.パソコンや紙も刺激の原因になっています

パソコン
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最近ではパソコンのタイピングが指への刺激となり、手湿疹を招く原因になっていることも多いようです。また、紙やお札なども指先の水分や皮脂を奪います。仕事で書類を多く作る、お札を数えるなどの作業が多い方は、綿の手袋をして作業をする、こまめに指先にクリームを塗るなどのケアを意識しましょう。

4.低刺激のアルコール消毒を

アルコール
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ここ数年で手のアルコール消毒の機会が増えましたね。それが乾燥に繋がり手湿疹を招いてしまった方も多いのでないでしょうか。これからの乾燥の時期は特に、揮発性の少ない消毒液や自分の肌にあった消毒液を持ち歩くことも視野に入れましょう。
また、飲食店で出てくる「おてふき」にも除菌効果のある液体が染み込まれています。敏感になっている指先には刺激が強い場合もありますので注意が必要です。

5.掃除道具にも注意

おてふき同様、トイレシートやウエットティッシュ、おしりふきに含まれている液体も手湿疹には刺激が強いです。お皿を洗う時だけでなく、お風呂掃除や洗車、トイレ掃除などのお掃除、湿ったシートの使用の際も液体に直接触れないように気を付けましょう。

6.長風呂・塩風呂していますか

これからの時期はお風呂の時間が気持ちよく、ついつい長風呂をしてしまったり、入浴剤や塩風呂などをしてお風呂の時間を楽しむ方も多いことでしょう。長時間のお風呂は身体の水分を奪います。また、入浴剤は刺激の強いものもありますので、成分を良く見るように心がけましょう。また、塩風呂も汗をたくさんかけますが、身体の水分をかなり奪います。バスソルトならぬバスシュガーがあることはご存知ですか。お砂糖の成分は保湿効果があります。冬のお風呂を楽しむにはバスシュガーがお勧めです。
また、熱いお湯も皮膚の水分を奪いますので、あまり熱すぎるお湯に浸かることは避けましょう。

bath time
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7.髪の毛の乾かし方

意外と知られていない髪の毛の乾かし方。髪の毛が顔に触れると痒くなるという接触皮膚炎があります。ドライヤーで髪の毛を乾かす際は、手で髪の毛を動かすのではなく、ドライヤー自体を動かしで髪の毛を乾かします。根本の乾きにくい部分は手で髪の毛を持ちあげる程度で十分です。意識しながら髪の毛を乾かしてみると、手を動かしている人は思った以上に指先が髪の毛に擦れていることに気づくはずです。
ドライヤーの温度も100℃~120℃とかなりの熱風です。手の乾燥に繋がりますので、できるだけ手に当たらないように乾かす癖をつけてみましょう。

8.皮膚は一枚で繋がっています

冬はどうしても肌全体が乾燥しがち。手だけケアしていても皮膚は全部繋がっています。手が潤っていても身体が乾燥していては元も子もありません。お風呂上りの身体に水分がある状態で、全身の保湿をしてあげてくださいね。
 

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半田葉子

半田葉子

バウエル腸セラピスト/vegan菓子 [ 素果子|sugashi ] 店主 幼い頃から環境問題に興味を持つ。20代に心身のバランスを崩したことをきっかけに「からだに入れる選択」「免疫力」「心と身体のバランス」「出す力」の大切さに気づき、自然生活に活かせる食や腸を学びはじめる。会社員、自身のカフェでの菜食調理、地方veganカフェの立ち上げやメニュー提供、海外のオーガニック事情調査、腸講師などを経て、「からだ想いのお菓子を」とオンラインストア [ 素果子|sugashi ] を始動。お菓子作りを続ける傍ら、 長年のマクロビオティック生活と自身の経験や知識を活かし、個人の体質改善カウンセリング・腸マッサージの施術を行っている。InstagramID:kurashinotane_



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