「喉がイガイガする」時に参考にして!2時間喋りっぱなしのヨガ講師が教える喉の乾燥対策
季節の変わり目は環境の変化で体調が崩しやすい時期。特に秋は「なんか喉がイガイガする…」という方も多いのではないでしょうか?多湿の夏から一転して乾燥が気になりはじめる時期は、特に喉をケアするのがおすすめ。そこで今回は、2時間のヨガセッションをするヨガ講師の筆者が実践する喉の乾燥対策をご紹介します。
秋ってどんな季節?
秋は体調を崩しやすい時期
暑かった夏もひと段落。朝晩は涼しく、だんだんと秋の訪れを感じるようになったという方も多いのではないでしょうか?
秋は過ごしやすい気候が魅力。「食欲の秋」「スポーツの秋」など楽しみが多い季節ですよね!
けれど、そんな楽しい秋にも、体調を崩す原因が潜んでいます。
- 風邪をひきやすい
- 鼻や喉の乾燥
- 喉の痛み
- せき
- 痰
- 皮膚の乾燥・かゆみ
- 便秘
- 気分の落ち込み
など、秋はこうした症状を抱えてる人が多いと言われています。
秋は乾燥に注意!
秋は、朝晩の冷え込みが強くなり、空気が乾燥しやすい時期。
夏に盛んにおこなってきた汗を通した老廃物の代謝が一気に少なくなります。その分、気管や鼻、喉に負担がかかると言われているのです。更には、追い打ちをかけるように、乾燥した空気が鼻や喉の粘膜を刺激することで、せきや痰、喉の痛みなどの症状が現れやすくなります。 東洋医学の五行説では、秋は「燥」の季節と言われていて、この時期一番影響を受けやすいのが「肺」。「肺」は鼻や喉、気管支などとつながっているため、主に呼吸器系の不調が起こりやすいと言われています。その他にも、大腸や皮膚なども影響を受けやすくなるため、便秘や皮膚の乾燥にも注意が必要。
つまり、秋は潤いを意識して生活することで、よくある「喉のイガイガが気になる…」といった症状を予防できたり、緩和できるというわけです。
筆者は、1年中高温多湿の国シンガポールに住んでもうすぐ10年になり「乾燥とは無縁でしょ?」と思われがちですが、逆を言うと1年中冷房にあたった生活をしているため、室内にいる限りは乾燥はかなり身近な存在。そして、乾燥した室内で2時間喋り続けるヨガ講師の仕事をした後には、かなり喉はやられてしまいます。ですので、1年中「潤い」を意識した生活を心がけてるようにしています。ここからは、筆者がおすすめする喉をケアする方法をご紹介します。
わたしの喉の乾燥対策
水分補給
冷たい飲み物は内臓を冷やすので、喉に優しい温かい飲み物を摂るように心がけています。基本は白湯もしくは常温のお水を飲みます。
また、生姜のすりおろし汁小さじ1とはちみつ小さじ1程度、レモン汁小さじ1/2を白湯に加えたり、コリアンダーシードとレモン汁を小さじ1/2白湯に加えたりアレンジをして飽きないように工夫しています。
喉は冷やすよりも温めると、乾燥防止が期待できますよ!口の中を潤すように、ゆっくりと飲むのがコツ。
充分な睡眠
喉の乾燥は体の疲れから起きる場合もあるため、疲れをため込まないようにも心がけています。
寝不足は喉の周りの筋肉を硬くさせる可能性があると言われているので、喉のイガイガが気にならなくても「ちょっと疲れているかも…」と感じたら、いつもよりも早めにベットに入る工夫をするのがおすすめ。寝不足が続くと疲労レベルあがりストレスを招くこともあるので心と体の負のスパイラルにはいって喉の乾燥を招く場合もあるので要注意!
ぐっすり眠ることでデリケートな喉に潤いが戻る可能性もあります。ちなみに、筆者は睡眠中はマスクをつけて寝るようにしています。睡眠中のマスクは、口周りの乾燥を予防、喉のケア、またウイルスの増殖を防ぐメリットがあります。けれど、慣れていない方は安眠妨害になったり、肌荒れを招く恐れもあることは懸念したいところ。本格的に寒くなってきたら、就寝時用のネックウォーマーもおすすめ。
鼻呼吸する
口呼吸をしていると、唾液は蒸発してしまい、口の中が乾燥してしまいます。口呼吸を続けていると、のども乾燥してしまい、風邪をひきやすくなるなどの問題が生じてきます。「口は食べ物を食べる部位で、呼吸は鼻でするもの」を思っておきましょう。口呼吸がなかなか直らず、無意識に口が開いてしまう人や、唇・のどが乾燥しやすい人は、専門医に相談してみるのも◎。
喉の良い食べ物を選ぶ
喉の良い食べ物の条件は、「喉の殺菌や抗菌を促してくれる」、「炎症を抑える効果がある」、「保湿・保温効果がある」というもの。
具体的には、
- ねぎ
- 生姜
- 大根
- 黒豆
などは積極的に摂るようにしています。また調理の時には、はちみつで味付けするのもポイント。はちみつはマヌカハニーがおすすめです。
必要であれば専門医に相談を
普段からしっかりと免疫力を保てるように、飲酒や喫煙、また刺激の強い食事などはできるだけ避けるようにしましょう。適度な運動も取り入れて規則正しい生活を心がけるようにするのも喉のためには大切です。
とは言え、ただの風邪ではないという場合もあるため、必要であれば専門医に相談するようにしましょう。
それぞれの秋を楽しむために、みなさんの参考になれば嬉しいです。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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