【巻き肩の原因筋をゆるめよう!】肩を正しい位置に戻す小胸筋ストレッチ
肩が内に巻いてしまう人は肩こりになりやすく、二の腕もたるんだまま。小胸筋の硬さを取り除けば、肩の位置が正常に戻り、こりに悩む事もなくなるかもしれません。今回は小胸筋にアプローチしたストレッチ方法を紹介します。
巻き肩ってどんな状態?
巻き肩は、デスクワークなどの前屈みの姿勢で長時間過ごす事が多い人に起こりやすい症状です。真っすぐ立った姿勢で体を横から見た時に、肩の位置が耳よりも前にきていたら巻き肩の状態です。自分の横向きの姿を他の人に見てもらうか、もしくは自分の横向きの姿を写真に撮ってみるとわかりやすいです。
巻き肩になることで起こるデメリット
巻き肩になるデメリットはなんといっても肩こりを感じやすくなること。慢性的な肩こりは不快感やだるさもずっと残り続けるため、集中力も低下し頭痛まで起こることもしばしば…。なかにはお金をかけて肩こりの治療に通っている人もいるかもしれません。ですが治療で一時的に痛みは緩和するものの、根本的には筋力と柔軟性が改善されなければ完治にはならないため、またすぐに痛みを引き起こしてしまいます。さらに巻き肩は肩まわりの筋力低下により二の腕のたるみが目立つようになります。
小胸筋の硬さは肩甲骨にも悪影響?
巻き肩の人は、胸の奥のインナーマッスルである小胸筋が硬くなっています。小胸筋が短縮してしまうことで肩甲骨を前に引っ張ってしまうので、姿勢を維持させる背中の筋肉が働きにくくなってしまいます。そうなると姿勢を正そうとしても辛く、またすぐに猫背に戻ってしまい、肩こりだけでなく腰痛まで引き起こす原因になってしまいます。そうならないためにも胸の前の筋肉をストレッチするか、もしくはテニスボールなどマッサージできるものをあててほぐしていきましょう!
道具なしで小胸筋を伸ばす四つ這いストレッチ
やり方
1.四つ這いの姿勢になり、伸ばす方の腕を横に伸ばし、肩を床に近づける。
2反対側の腕は肘を曲げ、顔は曲げた肘のほうに向ける。片側約30秒キープ。
道具ありで小胸筋を伸ばすバランスボールストレッチ
やり方
1.バランスボールの上に背中が乗るように仰向けに寝て、両手を頭の上に伸ばす。
2.呼吸をしながら、無理のない範囲で肘をのばし両手を広げキープする。
※深いストレッチができますが、痛めないよう伸びすぎには注意!気持ちいいと思える範囲で行いましょう。
道具で小胸筋をほぐす!テニスボールリリース
やり方
テニスボールを外側の鎖骨の下にあてて、程よく圧を感じられる範囲でボールを転がす。
AUTHOR
君嶋瑠里
2017年、会社員の仕事で心身共に疲弊していた頃、インストラクターの友人の紹介がきっかけで知った綿本彰氏のスタジオを訪れ、師事する。パワーヨガ、ラージャヨガ、その他様々な瞑想法を学び、2018年、同氏の指導者養成講座を修了し、ヨガインストラクターに。日常に活かせるヨガをテーマに実践中。2018年、日本ヨーガ瞑想協会講師登録/2019年、全米ヨガアライアンスRYT200取得
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く