【ぽちゃ体型歴15年の私にも効いた!】40代のぽっこり下腹を内側から引き締める『はいはいエクサ』
15年前、産後のお腹を眺めては「このお腹さえ引き締まれば、だいぶ違うんだけどなぁ…」とため息をついていた私。あれから15年。40代になった今、お気に入りのエクササイズを見つけました!お腹が内側から引き締まってくると、ヨガポーズも取りやすくていいことづくめ。さっそく見ていきましょう。
【お腹が出ている=腹筋が足りない】とは限らない?
「お腹が気になるので腹筋を頑張ってます!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。けれど、40代のぽっこりお腹の原因は腹筋の筋力不足だけとは限りません。では一体どんなことが影響しているのでしょうか?
1.骨盤底筋が弱い
40代に入ると、ホルモンバランスの変化により筋肉が働きにくくなっていきます。その中でも見逃されがちなのが、骨盤の下側を支えている骨盤底筋(こつばんていきん)。この筋肉は“お腹の筋肉と連動して動く”ということが特徴です。つまり骨盤底筋が弱いと、お腹の筋肉も働きにくくなってしまうのです。また骨盤底筋が弱いまま腹筋運動を続けていると、なんと尿もれのリスクを自分で上げていることに…!「腹筋をしても筋肉がつかない」と感じている方は、この骨盤底筋の働きを見直す必要があるかもしれません。
2.猫背になっている
朝起きたら携帯を開き、仕事ではパソコンに向かい合う現代では、気がついたらいつも猫背になっている…という方も多いかもしれません。背中が丸くなるとお腹の筋肉が働かないだけでなく、内臓を押し下げている状態になってしまいます。毎日猫背で生活しているのでは、いくら腹筋運動を頑張ってもぽっこりお腹は改善されません。それだけではなく腰痛や肩こり、ストレートネックの原因になってしまうことも考えられます。腹筋運動の前に、背筋を伸ばしたよい姿勢を習慣づけましょう。骨盤の上に肋骨、肋骨の上に頭と、骨をまっすぐ積み上げるのがポイントです。
3.呼吸が浅い
マスク生活やストレスで呼吸が浅くなっていないでしょうか?一見お腹とは関係がないようにも思えますが、実は密接な関りがあります。呼吸をする時に使われているのが、みぞおちのところにある横隔膜(おうかくまく)という筋肉。この横隔膜、実はお腹の内側の筋肉や骨盤底筋と連動性があるのです。浅い呼吸が続いていると、横隔膜がほとんど使われず硬くなってきます。すると腹筋や骨盤底筋のしなやかな働きも失われがちに…。呼吸が浅いな~と思った時は、お腹を呼吸で膨らませたりしぼませたりする腹式呼吸を行ってみてくださいね。
ぽっこり下腹を内側から引き締める『はいはいエクサ』
ヨガマット1枚分のスペースで出来る、簡単なエクササイズをご紹介します。腹筋だけでなく骨盤底筋や横隔膜を含む体幹全体をしっかり働かせることで、お腹の内側から引き締めていきましょう。
やり方
1. よつんばいになる
2. 右脚と左手を持ち上げる
3. 左脚と右手を持ち上げる
<ポイント>手と脚を持ち上げる時、しっかり息を吐く
4. 2と3を交互に繰り返す
<オプション>前後に移動する
▼動きを動画でチェック▼
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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