【医師監修】チョコが食べたい!コーヒーが飲みたい!無性に欲しくなる時の体の変化と対処法


◆コーヒー/エナジードリンクが無性に飲みたい

鉄分が不足している可能性があります
ブラックコーヒーやエナジードリンクを飲んで一息つく、飲まないと落ち着かない、そんな人は鉄分不足かもしれません。
体内で起こっていること
それらが無性に飲みたい場合はコーヒーの中に含まれる「カフェイン」を欲している場合が多くあります。中でも疲れている時、リフレッシュしたい時に飲みたくなることが多くありませんか?鉄分が不足した私たちの身体は疲れやすくなっています。その疲れをカフェインが一時的に助けて(抑えて)くれる働きがあるために身体がコーヒーやエナジードリンクを欲してしまうのです。
カフェインの代表的な作用は「興奮」「鎮静」「解熱」「利尿」。疲れている身体を奮い立たせたり、逆に興奮し過ぎた身体をクールダウンさせたりしてくれるのですが、それらは「鉄分不足だから」かもしれません。
その他の症状
【頭痛】
鉄分不足で貧血になると、血液中のヘモグロビンが減少・酸素不足になり、頭痛・吐き気など様々な症状を引き起こします。生理中の女性で頭痛になる方も同じ理由です。片頭痛持ちが当てはまる方、コーヒーやエナジードリンクを常飲していたりはしませんか。
【氷やお煎餅など固い物を以上に好んで食べる】
異常に固いものが食べたくなる、中にはパスタをそのままかじりたくなるなどの症状がある場合は鉄分不足であることが多くあります。これらは原因不明の症状で、今でも研究が行われています。
気をつけたいこと
カフェインは気持ちをリセットしてくれたり、代謝を助けたり、胃の消化を助けたりと、良い面も沢山ある半面、中毒性が高く、飲み過ぎると自律神経が乱れたり、吐き気や動悸、不整脈、酷い場合は幻覚や幻聴の症状がでる恐れがあります。最近ではエナジードリンクを一日に何本も飲む若者が増え体調不良になっていることが問題にもなっています。
また、コーヒーの中に含まれる「タンニン」は鉄分の吸収を阻害してしまうため、鉄分不足でコーヒーが飲みたくなり、コーヒーを飲むとより鉄分不足を誘発してしまい…、どんどん悪循環に陥ってしまうので注意が必要です。
摂取方法
レバーや赤身の魚、小松菜やひじき、豆類(納豆)、胡麻、プルーン…、「鉄分豊富」な食材は良く耳にするかと思います。鉄分はビタミンCや「酸」と一緒に摂ると吸収率が高まります。また、ビタミンCは水に溶けやすい性質があります。ビタミンCの多いさつまいもは茹でるより蒸す、バナナのスムージーにレモンを少し加えてみる、ほうれん草の梅海苔和えなど…、調理に「酸」を加えてみましょう。
※鉄分不足について詳しく知りたい方は≪だるい、末端冷え、立ちくらみ…その不調「鉄欠乏症・隠れ貧血」が原因かも?【鉄不足を防ぐ食べ方】≫をご覧ください。
思い当たる節はありましたか?
今回は、チョコレート、甘いもの、コーヒーやエナジードリンクといった代表的な「中毒性のある食べ物」についてご紹介しました。
次回は、油っぽいもの、辛い物、しょっぱいものといった「ジャンクフード」や炭酸飲料などが無性に食べたくなる理由についてお話します。
一番大切なこと

食べ物によってそれぞれの不足の栄養素をお伝えしていますが、どれにも共通しているのが「心身のバランス」です。特別な「なにか」を強く欲し「なにか」に依存している状態は、心身のバランスが崩れている場合も多く、何かしらの「ストレス」によるものであることが多いです。自身の身体に不足しているものを意識するとともに、ストレスの原因になっているものを今一度考えその原因を取り除き、心身のバランスが取れる生活が送れるように心がけましょう。
医師監修/佐藤瑠美先生
内科医として朝倉医師会病院に勤務。医学博士、内科認定医、総合内科専門医、感染症専門医、感染症指導医、呼吸器専門医、呼吸器指導医、アレルギー専門医、化学療法認定医、化学療法指導医、抗酸菌症認定医、抗酸菌症指導医、インフェクションコントロールドクター、肺がんCT検診認定医
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