梅雨の鬱々とした気分を爽快に!お金のかからないおうちセルフケア11選
ジメジメとした湿気が立ち込み「本格的に梅雨に入ると体や気分がなんとなく辛い…」と感じている人も多いのではないでしょうか?辛い時こそ自分を労るセルフケアの時間をしっかる取ることが大切。今回は雨に慣れ親しんだシンガポール在住の筆者が、おうちでできる11のセルフケアをご紹介します。
『セルフケア』とは?
セルフケアって何?
ここ数年よく耳にする『セルフケア』というワード。そもそもセルフケアって何だと思いますか?
セルフケアは英語の”Self-care”がそのまま日本語として使われています。Selfは”自分”、careは”気にかける”・”関心を持つ”などの意味。つまり、セルフケアとは”自分を気にかける”こと。もう少し噛み砕いてみると、”自分と向き合い、自分を労る時間を持つ”と考えると分かりやすいかもしれません。
梅雨は、おうちにいる時間が増える時期。更に在宅ワークが続くことから、ストレスも溜まりやすいかもしれません。けれど、不快だと思った時はチャンス。そんな時こそ、自分を労るセルフケア時間を持つことをおすすめします。
セルフケアはご褒美を与えるのとは違う
SNSを見てみると、ラグジュアリーなエステに行ったり、高級なスキンケアを使うなど、”自分にご褒美をあげること”を連想させます。もちろん、そうすることによって、自分と向き合い持続的な活力が湧いてくるのであればきっとそれは立派なセルフケアなのかもしれません。
けれど、セルフケアのゴールは自分を甘やかすことではありません。あくまでも自分と向き合うことが第一。セルフケアは誰かに見せるためのものではなく、自分自身のためのもの。だからセルフケアにわざわざお金をかける必要もありません。
特におうちでできるセルフケアはわざわざ何かを買ったり、登録したりする必要のないものばかりです。
梅雨時におすすめ!お金のかからないおうちセルフケア11選
1. 瞑想をする
1日3分でも5分でもいいので、”目を閉じて座る時間”を作るようにします。
ただ目を閉じて座るだけなのに色々な考え事が頭の中をぐるぐる回っていることに気づくかもしれません。はじめのうちは、無理に考え事を止めようとしないでもOK。まずは、自分の頭の中がどれだけ忙しい状態になっているかを知ることが大切。
慣れてきたら、呼吸に意識を向けてゆっくり呼吸を整えるようにすると、心のモヤモヤが晴れたり、頭がスッキリするかもしれません。
初心者の方は瞑想アプリやYoutubeなどでガイド瞑想を利用するのがおすすめです。
2. ヨガする
毎日短時間でも良いので体を動かすとリフレッシュする時間を持ちましょう。特に梅雨時は運動不足になりやすいため、意識的に運動をするのがおすすめ。ヨガは有酸素運動なので、基礎代謝が上がり、むくみやすい梅雨の体をスッキリさせてくれたり、ストレス解消に繋がります。
ヨガも瞑想同様に、アプリや動画を利用して練習すると習慣化しやすいのでおすすめ。
3. 白湯を飲む
冷房を使うことが増える梅雨。ムシムシした暑さにとらわれて、気づかずうちに体が冷えていることが多発するので要注意。また、季節の野菜やフルーツが美味しい時期ではありますが、これもまた食べ過ぎることで体を冷やしてしまいます。もちろん旬の食材にはその時期に必要な栄養素がたくさん詰まっているので積極的に選びたい食材ではありますが、それと同時に体を温めることも忘れずに。
最も簡単な方法は白湯を飲むこと。白湯もまた、基礎代謝アップに効果的と言われています。胃腸などをはじめとした内臓機能を温めることができて全身の血流をアップしてくれます。おすすめは、朝の起き抜けに白湯を飲むこと!便通などにも効果的ですよ。
4. 空気を浄化する
ジメジメとした湿気でお部屋の空気がこもりやすい梅雨。こもった空気の中にいると、何だか息苦しくなってしまうという人もいるのではないでしょうか?おうちの空気は積極的に浄化するようにしましょう。
ただし、雨が続く中で窓を開けっ放しにするだけも要注意。今度はカビが発生しやすくなります。
窓やドアを1日1回〜2回開けて空気を入れ替えするようにしたり、また空気清浄に効果的な観葉植物を育てるのもおすすめです。
5. セルフマッサージ
体がむくんだり、冷えたりしやすい時期は積極的にセルフマッサージをするのも◎。
足裏や手のひらなどの反射区やツボシートを見ながらマッサージすると、今の自分の体の部位のどこが辛いのか、改善が必要なのかなどが知ることができます。特に内臓系は、自分では気づいていない疲れが溜まっていることも。湯船に浸かりながら、またテレビを見ながらなど気軽にできますよ。
6. ジャーナリング
1日10分間机に座りペンを持ち、ノートに向かう時間を作るのもおすすめ。
特に書くことがないという人は、小学生の頃に書いた日記のように、その日の出来事や嬉しかったこと、できるようになったことなどを書き記してみて下さい。
書く続けていくことで次第に心がオープンになり、心の奥底に潜んでいた感情や思いが溢れてくることも。
7. 姿勢を整える
鬱々としていると自然と背中が丸まっていることがあります。特に今はスマホを片手に何でもできてしまうので、背中も肩も丸まる一方。姿勢が悪いと、余計な体の部位に負担がかかり体のトラブルも増え、さらに血流も悪くなります。姿勢が悪いことで良いことは一つもありません!
スマホを手放すのはこのご時世難しいという人も多いですが、それでも姿勢を整えることは決して難しいことではないはず!
8. 整理整頓
部屋の乱れは心の乱れ。なかなかまとまった時間が取れない人でも、せめて目に見える部分をきれいに保つと心もスッキリします。
使わないものはちゃんと棚にしまったり、部屋干しした洗濯物はずっと部屋にかかったままにしないで畳むようにするだけでも◎。
9. 早寝早起き
「仕事もプライベートもおうちだから」と遅寝遅起きにならないことも大切。梅雨は特に自律神経が乱れやすい時期でもあります。自律神経を整えるためにキーポイントとなるのが規則正しい生活。そのためにも睡眠はとても重要。
仕事時間ギリギリまでベットの中にいないで、しっかり朝食をとるためにも会社に出勤するつもりで朝は過ごすようにしましょう。また体を動かす機会が少なかったり、デジタルにかじりつくことが多いことから、夜もなかなか神経が休まらず快適な睡眠が取れないことも。可能であれば、スマホは機内モードにするなどして、アロマを焚く、本を読む、湯船にゆっくり浸かるなど静かな夜を過ごすのがおすすめです。
10. ニクセン
ニクセンとは、これはオランダ語で「何もしない」を意味します。数年前から欧米でトレンドになっているストレス軽減法。
「何かをしなくてはいけない」と思っている人は多いのですが、あえて何もしない時間を作るのも雨の日ならではの過ごし方。
とは言え、”何もしない”で過ごすことって生きていれば不可能です。ぼーっとすると言っても何かしら”見つめている”し、眠ると言っても寝るということが既に何かをしていることになります。
わたしが考えるニクセンは、行為に対して”期待をしないこと”。つまり心を無にすることとイメージすること分かりやすいかもしれません。わたし達の意思とは正反対に心は色々なものを求めてさまよっていますが、ほんの数分だけ自分と心を切り離す時間を持つことで、頭がリフレッシュするのでおすすめです。
11. 家族や友達と時間を過ごす
特に何か特別なことをしなくても楽しい時間を送ることができる最も簡単な方法は、大切な人と過ごす時間を持つこと。
わざわざどこかに行くことや、おしゃれなカフェに行く必要もありません。
一緒に映画を見たり、料理を作ったり、ヨガをしたり、大切な人と過ごすことで、幸せは自分の中にあることだと気づくことができるかもしれません。
セルフケアで梅雨の時期も楽しく過ごそう
肉体的に離れていても容易に繋がることができる現代はまさに情報過多の時代。情報を得ることが決して悪いわけではありませんが、時に「これもあれも”しなければいけない”」とわたしたちを忙しくさせ、時に苦しめてしまいます。
本当に大切なことを見失わないためにも、自分を労る時間を持つことが大切。
今年は梅雨が終わる頃には、たくさんの人がスッキリと楽しい夏を迎えることができることを祈っています。
AUTHOR
桑子麻衣子
1986年横浜生まれの物書き。2013年よりシンガポール在住。日本、シンガポールで教育業界営業職、人材紹介コンサルタント、ヨガインストラクター、アーユルヴェーダアドバイザーをする傍、自主運営でwebマガジンを立ち上げたのち物書きとして独立。趣味は、森林浴。
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