【マインドフルネスで幸せを育もう】スパーク・ジョイ(心ときめく)するための5つの方法
ムーブメント、瞑想、休息、感謝、そして思いやりのある行動は、どのように人生を幸せへと導くことができるでしょうか。
世界的な新型コロナウィルスのパンデミック、人種間の格差、経済の先行き不安感、そして政治的分裂は、私たちの集団的幸福に打撃を与えました。それでもなお、まさにこの瞬間が私たちの素晴らしいティーチャーとなることは可能です。これまで以上に、私たちのレジリエンス(困難な状況に直面してもしなやかに乗り越える力)は、幸せに自分自身の心を開くことにかかっています。ヨガジャーナルが毎年行っているイベント、Live Be Yoga Experience(ライブ・ビー・ヨガ・エクスペリエンス)が今年度テーマとして「スパーク・ジョイ(心ときめく)」を選んだのはこの理由によります。今回のイベントでは、ムーブメント、マインドフルネス、休息、感謝、優しさの実践を通して、ときめきを刺激します。自然なときめきを目覚めさせるためには、自らが幸せになりたいという想いを意識的に優先させることが不可欠です。
私たちを突き動かすムーブメントの力
ムーブメントとは、筋肉、骨、関節を強化するだけではありません。毎日ムーブメントを実践することで、心地よくなる神経伝達物質のエンドルフィンが放出され、緊張が和らぎます。エンドルフィンは、リンパ系をサポートし、体内の毒素を取り除くのを助けます。また、それはエネルギーを動かし、プラーナを循環させ、そして私たちの心を研ぎ澄ますのを助けます。
私たちの実践のコアな部分はアーサナにあるかもしれませんが、今年度のイベントでは、体・心・精神に役立つあらゆる方法を通じ、あなた自らがムーブメントに取り組む喜びを得る手助けをします。愛犬を散歩させることは、その他のやらなければいけない家事よりも精神修行のようなものだと考えましょう。ウォーキング、ハイキング、ランニング、サイクリングなど、特に自然の中で体を動かし、心ときめくものであれば何でも毎週時間を作って行いましょう。ダンスしながら、自分自身を表現し、緊張をほぐし、楽しみましょう。
マインドフルネスで幸せを育む
幸せは起こることではありません—幸せは選ぶものです。マインドフルネスの実践を毎日行い、生活の一部にするというコミットメントも同様です。マインドフルネスは、ジョン・カバット・ジン氏によって「今という瞬間に意図的にかつ判断・批判なく注意を向けることで浮かぶ意識の状態」と定義されています。カバット・ジン氏は、マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)の創設者です。MBSRは、マインドフルネス、瞑想、ヨガを組み合わせた心身のためのプログラムで、ストレス、不安、うつ病、慢性的な痛みの治療に役立ちます。
私たちの苦しみの原因が何であれ、毎日継続的に瞑想の実践を行うことは、精神を鍛え、心を解放するのに役立ちます。ウィスコンシン大学の科学者たちは、瞑想が左前頭前野の活動を増加させることを発見しました。これは、ポジティブな気分、平静さ、また心のレジリエンスに関連する脳の領域です。つまり、瞑想は人生の浮き沈みをより簡単に乗り切るのに役立ちます。クッションの上で何時間も瞑想する必要はありません。1日5分でも一旦立ち止まり、呼吸し、明確な意思に集中することで、視点や気分に大きな変化がもたらされます。
それは否定的な感情を取り除き、感謝の気持ちを感じ、自己愛を実践し、思いやりへと導きます。
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ヨガジャーナルアメリカ版
全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。
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