【原因は脚の付け根に】お尻のたるみと脚のむくみを解消する30秒の簡単リリース法

 【原因は脚の付け根に】お尻のたるみと脚のむくみを解消する30秒の簡単リリース法
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伊藤香奈
伊藤香奈
2021-05-21

座っている時間が長いと、脚の付け根に何となく痛みを感じたり、詰まる感じがあるという方、さらには、むくみで脚がパンパンになる方など、不調を感じることが多いと思います。違和感や痛みを感じたら、今すぐ座って30秒!脚の付け根のこわばりをリリースしましょう。垂れ尻の原因も解消できます!

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座り時間が長いと脚の付け根で何が起きている?

長時間座った状態でいると、脚の付け根に違和感や痛み、むくみなど下半身の状態がじわじわと悪くなってきますよね。座っていることに限らずですが、長時間同じ姿勢でいると筋肉が硬くなり血流やリンパの流れが滞りやすくなります。座っている状態だと脚の付け根や下半身で何が起きているのか、イメージを膨らませてみましょう。

筋肉が硬くなる

【表面】体の前面の筋肉(大腿直筋や腸腰筋等)が縮まったままになり、肩こりのように筋肉が凝り固まった状態になる

【裏面】お尻や太ももの筋肉が、長時間にわたり伸ばされたままになることで筋肉の伸び縮みがしづらくなりたるみの原因になる。

血流・リンパの流れ

【血流】水をまくホースを想像してみましょう。どこかにねじれや曲がり、圧がかかっているだけで水の流れが全然違いますよね。血管をホースと同じだと考えてみてください。長時間の座り姿勢は、心臓から流れてきた血液が流れているホース(=血管)が脚の付け根で曲げられ、長時間圧をかけられている状態。下半身への巡りが悪くなることは一目瞭然です。

【リンパ】リンパ管は心臓のように流れを促す機能がなく、筋肉が動くことでリンパ管が収縮しリンパ液の流れを促します。長時間動かずにいると、筋肉の動きがないためリンパの流れが促進されず、むくみの原因になります。

椅子を使って30秒!脚の付け根の簡単リリース術!

長時間の座り姿勢で起きた筋肉のこわばり、流れの滞りを一気に解消するには、座り姿勢と逆の姿勢を行うこと!椅子を使って今すぐトライしてみましょう!特に美姿勢を保つために大切でありながら、座り姿勢では縮こまって固まってしまいやすい腸腰筋のストレッチを行うと、体の内側から伸びを感じることができるでしょう。

腸腰筋
骨盤や股関節をまたいで、背骨から太ももの骨についている腸腰筋は座り姿勢では縮こまっている状態

【座り姿勢】脚の付け根が曲がったまま→【逆】脚を大きく後ろに引いて、脚の付け根を伸ばす

【座り姿勢】お尻の筋肉が伸びたまま→【逆】お尻の筋肉を縮める方向に動かす

【座り姿勢】腰回りを長時間動かさないまま→【逆】ねじりを加えて腰回りを積極的に動かす

ねじりを加えることで、筋肉を深く伸ばすことができ、また内臓にもアプローチできるため効果的にストレッチすることができます。頑張ってねじろうとしすぎると腕で体を引っ張ろうと肩も力んでしまいます。軽くねじった後は肩の力を抜いて、ゆったりと深く呼吸を繰り返してしてみましょう。

それでもむくみや痛みが解消されないという場合は、「【座り時間が長い人は腸腰筋が硬い】手でほぐしにくい腸腰筋をボールでゆるめる!簡単筋膜リリース」の記事もあわせてチェックし、筋膜リリースにも挑戦してみましょう!

 

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伊藤香奈

伊藤香奈

股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。



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