FOOD
人間にとってどれだけ「塩」が大切か考えてみよう|せきねめぐみの、肩の力を抜くごはん
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何かがちょうどよい状態であることを昔から「いい塩梅(あんばい)」といいます。少なすぎず多すぎず、自然とちょうどよいことを塩加減になぞらえているところに、塩がどれだけ人々の生活に馴染んでいるものであったかを感じさせますね。味についても、天然の塩だけが持つ奥深い甘みとまろやかさ、温もりは舌やお腹だけでなく全身で感じることができます。
日本には沢山の質の良い天然の塩がありますが、私のおすすめは沖縄県粟国島の「粟国の塩」。ほんのり桜色がかった甘みのある塩気がどんな料理にも合い、心の隅まで満たされる塩です。とくにこれで作るほかほかの玄米おむすびはなんの具もいらない、主役級の絶品。日本のみならず世界中の料理人に愛されているのだそうです。あれこれ調味料をそろえるより、ほんものの塩さえあれば向かう所敵なし。他の何をさておいても心と体の健康づくりに塩だけは欠かせません。人それぞれ育った環境や暮らしている環境、体も違うため、美味しいと感じる塩は違うはず。みなさんもこの春はぜひお気に入りの塩を見つけて、塩の素朴さと懐の深さをたっぷりと味わえるシンプルな料理を楽しんでみてくださいね。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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AUTHOR
関根愛
俳優を始めた十数年前よりアトピーなどさまざまな心身の不調を感じてきたことで、薬に頼るのをやめて自分の体の声を聴きながら養生していくために自然食を始める。「じぶんらしく生きるための食養生」をテーマにInstagramやnote、Youtubeで日々発信をつづける。マクロビオティックマイスター。映画制作者、ライター、翻訳者としても活動。座右の銘は「山動く」。
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