【風の時代】で何が変わる? 人気占いエディター青木良文さんに学ぶ「新時代のハッピーを呼ぶヒント」
占星術で「地の時代」から「風の時代」へシフトと聞くけど一体何が変わるの? 2021年2月15日(月)にヨガジャーナルオンライン公式インスタグラムで実施した【ヨガライフアドバイザー渋木さやかさんMCのインスタライブ#SayaCafe】より、青木良文さんに伺った「風の時代を心地よく生きるキーワード」をお届け!
「地の時代」から「風の時代」へのシフト、私たちのなかでどんなことが変わるの?
西洋占星術では、約200年続いた「地の時代」が終わり、2020年12月22日から本格的に「風の時代」にシフト。価値観や時代が大きく変わる大転換期といわれていますが、私たちのなかでどんなことが変わっていくのでしょうか? ファッション&占いエディター青木良文さんに、「風の時代」を心地よく生きるためのキーワードを教えていただきました。
「自愛」「自分軸」を大切に
自分と向き合う、自分の軸を強くする……ヨガでも大切になってくるこうしたテーマは、これから風の時代で上昇気流に乗るなかで、ブレない自分を保つためのポイントにもなると青木さん。
「風の時代は、変化に合わせて“しなやかに揺れていく”ことが大事なんですが、軸がないと揺れることはできないですよね。だからこそ“自分軸”を強くすることが大切になってきます。そのためにはまず“自愛”、つまり自分を肯定する、自分を愛することがカギ。これまでの地の時代は、他人からどう見られるか、ファッション一つでもトレンドやモテ服を気にしたり、他人の評価=自分の価値とする風潮がありましたが、これからはそうした他人軸ではなく、周りや世間はどうであれ、自分が本当にしたいこと、一番心地いいことを最優先にして、いつでも自分を一番大切にすることが重要です。
誰かのために頑張ることも素敵なことではありますが、『人の為』と書いて『偽り』となるように、我慢や自己犠牲を重ねるばかりでは本当の自分を見失い、不満やストレスも知らない間に溜まってしまいます。人の幸せは自分の幸せ、という考え方も大切になりそうです。
また、これまでの地の時代は自分が苦手なことでも努力と根性で頑張らなきゃって思うことも多かったはず。ですがもうそうした我慢や忍耐の時代は終わり、風の時代は一人一人が自分の好きなこと、得意なことに専念しながら、自分が苦手なことは得意な人にお任せする、くらいの軽やかなスタンスがいいと思います。そうしてそれぞれ役割の違う仲間たちと協力してやっていくほうが、気持ちも重くならずに物事はうまく回っていき、周りとの関係性も穏やかになっていくと思います。何より、まず自愛が育まれれば自然と、周りを大切にする利他愛にもつながっていくので、家族の中でも、会社や社会の中でも、とにかくまず自分を大切にして、自分の役割を楽しみながら、風に乗って軽やかに進んでいくようなイメージを持つといいですね」
「公平さ」「シェアマインド」を意識しよう
本人は無意識かもしれないけれど、会話や言動のなかで「誰かを下げて自分を上げる」ようなマウンティングも多かった地の時代。けれども肩書や年齢などで立場の差を作る時代は終わりを迎え、これからはどんな上下関係もフラットに。SNSも自慢大会ではなく、多くの人に共感してもらえたり、役に立つ情報を「シェア」できる人がどんどん支持されていく時代に。
「地から風への変化は、“所有からシェア”に変わる時代とも言われます。たとえば、これまでは自分が所有物をSNSに投稿したり、『こんな自分、すごいでしょ?』といった自慢、自己顕示欲や承認欲求を満たすような投稿も多かったと思いますが、これからはみんなに有益な情報を発信したり、シェアする心を持っているほうがどんどん広がっていく時代です。モノを紹介するときでも、その背景にあるストーリーを紹介したり、『こんないいモノ、やり方があるよ』という視点で発信しながら、読む人が活用できる情報、共感できることを大切に、シェアマインドの精神を持つことがポイント。
人間関係もオールリセットされるときとも言われますが、それは不要なつながりを断捨離しつつ、大切な人たちとはイチから新しい関係性を築いていくような区切りのとき、もっと良い人間関係を作るための前向きな変化です。昨年からはリモートも増え、実際に集まっての“空間”をシェアするよりも、“時間”をシェアする感覚も増えたと思いますが、新しい人間関係も肩書きや年齢に関係なく、「個」でつながりコミュニティーが拡散していく時代でもあるので、いろいろなコミュニティに参加してみるのもオススメです」
「目に見えるもの」より「見えないもの」に注目
見た目や持ち物、肩書きなど、目に見える物質的なものに価値が置かれていた地の時代が終わり、これからは「目に見えないもの」が重視されていくところも風の時代の特徴だそう。
「今までは物質的な財産やブランドなどが評価されてきましたが、これからはその人が醸し出す“印象”や“雰囲気”、またはどんな趣味を持っているか、どんな話し方をするか、などが注目されていく時代になりそう」
これからは好きなことを最優先に、または副業にしたり、楽しめる趣味をもって自分らしさを磨いていくこともポイントと青木さん。
「時代が変わっていくときだからこそ、自分の好き・苦手を見極めながら、本業を変えるのが難しければ、副業で好きなことを仕事にしてみたり、自分をアップデートしていくのもオススメです。コロナ禍では、たとえば会社が急に解散になったり、思わぬ変化をさまざま経験した方も多いはずです。でも、それも表面的にはネガティブな出来事だったとしても、後から振り返ると新しく変わるきっかけ、アップデートするチャンスだったと思えるといいですよね。そのためにも変化を恐れず、むしろ変化を楽しむ姿勢で進んでいくといいと思います」
「風」のように軽やかに生きるには、どんな習慣がおすすめ?
マインドフルネスを日常的に実践しよう
「自分軸を養う練習として、自身を内観するマインドフルネスや瞑想を習慣化してみるといいと思います。座って瞑想をしたり、座禅にトライするとなると少しハードルが高いかもしれませんが、今ここに集中、それによって自分が満たされること=マインドフルネスだと思うので、日常のいろんな瞬間にできるような気がします。たとえば料理を作っているとき、無心でみじん切りをしたり、それも立派なマインドフルネス。またはウォーキングをしながら身体の感覚や呼吸、周りの景色に意識をフォーカスしたり、なんでもいいので難しく考えず、今ここに集中することを心がけるのはいいと思います」
五感を育てよう
「目に見えない感覚や五感を研ぎ澄ます時間を持つことも効果的だと思います。例えばヨガであれば、直感力を司ると言われる第三の目(眉間にあるアジュナ・チャクラ)などを活性化させるポーズを取り入れたり、便利すぎる現代生活では鈍りがちな感覚を養っていけるといいですね」
人と会話では、どんな相手に対してもリスペクトを持って美しい言葉を心がけよう
「目に見えない波動が大切になってくる時代、人との会話で発する“言葉”にも、これまで以上に気を配るといいと思います。言葉にはそのもの自体の意味だけでなく、『言霊』も宿ります。悪い波動のほうが思った以上に影響力が強いもの。つい100の称賛より1の批判が注目されてしまうことも。そうした影響力を考えて、良いエネルギーが拡散していくような言葉を選ぶように心がけましょう。
また、上下関係を意識させるマウンティングや恐怖心を煽って人を引きつけるようなやり方は、時代遅れになっていきます。これからは肩書や年齢など関係なく、対等にリスペクトを持って相手と接する心がけが大切です。言葉で傷もつきますが、言葉で励ますこともできるからこそ、リスペクトを持って接していれば、自然と発する言葉にも良いエネルギーが宿っていくと思いますよ」
いかがでしたでしょうか。目に見えないものを大切に、風のように軽やかに生きていけたらよいですね。自愛が大切になる時代だからこそ、心地よいと感じるものからぜひトライしてみて!
教えていただいたのは…青木良文さん
ファッション&占いエディター。ファッション誌『フィガロジャポン』をはじめ多くの女性誌で、ファッションと占いページの編集を手掛ける。ファッションの分野ではパリやNYなど各国のコレクション取材をはじめファッションページのディレクションを中心に活動。ほかにも『VOCE』や『VERYweb』、『ミモレ』などで連載中。そのほかラジオやトークショーなど幅広いジャンルでも活躍している。
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