むくみ、痩せない、疲れ…【原因は股関節?】股関節を整えることで解決する悩みと股関節を整える方法
下半身のむくみ、運動しているのに痩せづらい、歩いたり走ったりするとすぐ疲れる…そんなお悩みはありませんか?股関節の関節の動きを骨から整えることで解決できるかもしれません。
股関節は体のカナメ!
股関節は体の中で1番大きい関節。上半身と下半身をつなぐ要であり、立つ、歩くといった日常の動きでも必ず使われる関節です。また、股関節の動きに関わる筋肉の総量は人体の中で最大となり、多くの筋肉が股関節の動きに関わっています。そんな股関節だからこそ、周りにある複数の筋肉の状態(疲れている、緊張している(張っている)、緩んでいる、痛めている等)に影響を受けてしまいます。「脚がむくむ」「すぐに疲れる」「痩せなくなった」といった下半身のお悩みの原因も、股関節まわりの状態に原因があるかもしれません。
股関節をスムーズに動かそう!
股関節は球関節といって、丸い骨と丸く辺こんだ骨がすっぽりとはまるような形でできています。強靭な人体、そして複数の筋肉によって守られていますが、それでも体の使いかたのクセや筋肉の緊張(張り)などの影響で股関節がスムーズに動かないという状態になることがあります。股関節まわりの筋肉の状態の悪化→関節全体の状態が不安定に→その他の周囲にある複数の筋肉にも影響がでる、といった悪循環が発生することで、股関節から下半身全体が疲れやすくなったりむくみやすくなったりとコンディションが悪くなることも。今回ご紹介する動きは、1つの動きで股関節周りの筋肉をいろいろな方向に動かし、関節全体を整えやすくするエクササイズです。
やり方
1.片足は膝を内側に曲げて水平に置き、もう片方の脚は外側に曲げて垂直に置く
2.手を腰にあてて膝立ちになる
3.胸と目線は正面に向けたまま、お尻を突き出すように後ろに引く(吐く)
4.上半身を起こす(吸う)
呼吸に合わせて3~4を10~20回繰り返し行う。
ポイント
・お尻を斜め上に突き上げるようなイメージで行う。股関節が深く曲がり、股関節の深部にアプローチできる。
・お尻が横に逃げないように中心軸を保って行う(鏡などでチェックしながら行えるとGOOD)
・背中はまっすぐか少しそるようなイメージで行う。
・呼吸に合わせて行う。
関節を外に回す動きと内側に回す動き、また曲げる動きと伸ばす動きといった具合に、簡単にみえるようで実は複数の動きがミックスされているまさに股関節に万能エクササイズです。
動いていくと膝が徐々に開いてしまうので、膝を中央に寄せるように整えながら行いましょう。また、前の水平に置いた膝が水平でなく斜めを向いていても大丈夫です(股関節を外に開く柔軟性が養われてくると、水平に配置できるようになります)。筋膜リリース等も行う場合は、リリースで周囲の筋肉をほぐしてからこのエクササイズを行うとより効果的です。
ライター/伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。Instagram:@itokanayoga45
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く