【福田萌子さんインタビュー】「今という贈り物を大切に」しなやかな心と体をつくるヨガと美習慣
信じる道を真っすぐパワフルに、いつでもポジティブに生きる、モデルの福田萌子さん。ヨガにトライアスロンにランニングに……と、スポーツと共にある日常を楽しむ彼女の、しなやかな心と体のつくり方とは?
「今」という時間はプレゼント
今を悔いなくパワフルに、どんなことにも妥協せず、できることを最大限に……そんな姿勢が印象的な福田萌子さん。撮影中も終始、自分の内面と丁寧に向き合い、筋肉やアライメントなどを繊細に整えながら、しなやかさが宿るアーサナを披露してくれました。
スポーツトラベラーとしてアクティブに活躍する彼女の日常は、ヨガで心身を整えることからスタート。
「3歳からバレエを習っていたこともあって、ストレッチを行うことは子供の頃からの習慣なんですが、ヨガは15年前にジムで体験してから興味を持ち始めました。それから国内外でいろんな先生のヨガレッスンを受けて、毎朝の習慣としてもヨガをベースとしたストレッチを行うように。朝起きたての体って固まっているから、ダウンドッグや開脚、体側伸ばしなどをして、股関節や肩甲骨、胸や脇腹を重点的にほぐすんです。体だけじゃなく、呼吸もすごく深まっていくんですよね」一日の始まりに、ヨガでその日の体や心を見つめてあげる。それは他のスポーツにはない、呼吸で心と体をつなげる醍醐味を感じるそう。
「朝ヨガは誰もがやるといい!と思えるくらい効果を感じますね。ほかの運動と違って、ヨガは呼吸と共に動くからこそ、体も頭も心もスッキリ目覚める。つい負荷をかけすぎて辛いところでポーズをキープしちゃうんですが、すると無意識に息が止まってると気づいて。呼吸をするのとしないのとでは、ほぐれ具合も体の温まり方も全然違う。伸ばすからほぐれるんじゃなくて、呼吸を使って伸ばすからこそほぐれる、それこそがヨガだなっていつも実感します。ヨガでは柔軟性だけじゃない、力強さも育まれて、その両方を併せ持ったしなやかさが身に付く。時代が移り変わっても、ヨガは変わらず何千年もの歴史が息づいているのは、万人に効果的だからじゃないかな、と思うんです」
毎朝、ヨガをした後に出かけるランニングも彼女にとってのメディテーションであり、「今ここ」の幸せを享受する時間。
「ただ目に入ってくる景色を感じながら無心で走るとリフレッシュできて、今を楽しめる感覚があるんです。今日の空はこんなにきれいで雲も毎日形が違うな、季節ごとにこんな花が咲いているなとか。太陽を浴びるだけでもうれしくなる。幸せって毎日の中にいっぱいあるんですよね」
幸せを感じ取る彼女の感性は、ヨガやスポーツを楽しむ時間とともに、自分を俯瞰する視点にも秘密が。
「私はいつも自分の感情を読み解くようにしていて、自分という人間は『いちばん近くにいる他人』だと思うから、向き合うほどに知らない自分を発見する。私ってこういうときに幸せを感じて、こういうことに悲しくなるんだと、その理由も読み解いてあげる。そうやって、まずはいちばん近い他人である自分自身を理解できてこそ、まわりの人のことも理解できると思うんです」
自分の心を最優先に見つめ、今を大切に積み重ねる。それこそがやがては自信につながるとも。
「未来のプランも大事ですが、『先、先、先……』といつも先を見ていると今を楽しめないですよね。私たちが生きている『今』って英語では『Present』という意味合いも。今という贈り物を大切に生きるほうが私は好き。過去と未来の間をつなぐ今の積み重ねで、過去ができて未来がつくられていくし、自信も過去の『今』を積み重ねてきた上に生まれるものだと思うんです。だからいつも今この瞬間を大切に、これまで積み上げてきたものを誠実に表現しながら進みたいなって思います」
バラ シャラバーサナ/Bala Salabhasana
縦横の押し出す力で強くしなやかに
アームバランスポーズは腕だけでなく、体幹力や脚力もパワフルに総動員して叶うもの。床についた右脚を強く踏み込むからこそ胸が前に伸ばせ、左脚も右に伸ばして押し出す力で、体が安定する。
エカパダラジャ・カポターサナー/Eka Pada Rajakapotasana
呼吸とともに胸を開いて柔らかくしなやかに
股関節まわりの柔軟性が必要な片足の鳩の王のポーズ。上半身のしなるような後屈も芯の強さがあってこそ生まれるもの。呼吸とともに心地よく胸を開き、心も解放。
福田萌子/プロフィール
モデル、スポーツトラベラー、バレトントレーナー。TV・CMや雑誌など幅広く活動。Amazon Prime Videoで配信中の「バチェロレッテ・ジャパン」にて初代バチェロレッテを務め、同世代をはじめとした多くの女性から支持を得ている。
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