"繊細さん"が部屋を片付けられない本当の理由【HSPのための整理収納】
HSPこそ片付けた方が良い理由とは
想像してみて下さい。
1日中外で気を張り巡らせて、帰宅した部屋がモノで溢れかえっている———。
「本当は片付けたい」「スッキリ洗練された部屋でリラックスしたい」HSPにとって、情報量の多さは脳を疲弊させる大きな理由のひとつと言われています。外に出ればたくさんの人、光、音、匂い…否応なしに脳内に入る情報を、自分の部屋ではリセットさせる必要があります。また、モノが多いとそれだけ動作量も増え、余計な思考と体力を奪われます。
HSPは、いかに自分が自分でいられるか、そんな空間を持つことが大事です。そしてその空間を作るために、断捨離、片付けは大きな効果をもたらすのです。
汚部屋脱出のためのマインド、それは「今」に集中すること
私自身は、HSPという概念がまだ広く知られる前、一念発起し、汚部屋からの脱出に成功しました。なかなか片付かなかった部屋がどうして片付いたのか、それは「自分を変えたい、変わりたいという強い思い」があったからでした。
HSPの方が部屋を片付ける時、一番心掛けるべきことは「"今、現在"にフォーカスすること」。そう思ってから、部屋じゅうのものをとにかく処分。途中、思い出のものが出てきて手を止めたり他の場所が気になってしまったりしましたが、判断基準は常に「今」。「今の自分」にはすべて不要なものと気付き、ひたすら処分していきました。そして、不要なものを全て処分した部屋の窓を開けると、もう何年も部屋の中では味わうことのなかった空気が広がりました。そこには確実に良い「気」が流れていました。目に入るものが果たして「今」の自分に必要かどうか立ち止まったら、考えてみて下さい。
汚部屋脱出がもたらした効果
その後、汚部屋を脱出した私は、仕事や人間関係、お金の問題など、少しずつですが、良い方向に向かっていきました。風水的な考え方をするならば、悪い空気のところには悪い気が良い空気のところには良い気が流れます。スッキリ片付いた部屋か好きになり、趣味やリラックスする時間が増えました。ヨガやストレッチを取り入れるようになったのも、この頃からでした。
HSPさんは自分を癒す時間が必要です。そのために、片付いた部屋はその時間を作る一番の土台といっても過言ではないのです。
ライター/miyaco
HSP系整理収納アドバイザー(整理収納アドバイザー1級保有)。片付けと出会ったことで、数年に及ぶ"汚部屋"生活から卒業。「部屋と向き合うことは自分と向き合うこと」ということに気づき、整理収納アドバイザーに。自身がHSP気質であることから、HSP向けの整理収納アドバイスを行うほか、SNSでも発信。
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