バレンタインに♡まるでチョコ!お肌しっとり&アンチエイジング【手作りカカオのマッサージバー】
早いもので連載第10回目となりました。これまで、おうちで簡単にできる自然療法やお手当て、美容の知恵をお伝えしてまいりました。手軽に楽しくできる手作りは、既製品よりも愛着がわき、身体にも心にもより効果を発揮するように思います。ぜひこれらのレシピでお友達とご家族と楽しんでいただければと思います。
アンチエイジングにも効果大!?カカオを使った美容法とは?
今回は、バレンタインも近いので、カカオを使ったアンチエイジング美容法をご紹介したいと思います。カカオといえばチョコレートですよね。健康思考も高まり、チョコレートも砂糖や添加物が少ない高カカオチョコレートが人気ですが、そもそもカカオは、紀元前2000年頃から食べられ、昔は不老長寿の薬として使われていたといいます。
カカオの美容成分の一つに「ポリフェノール」があります。ポリフェノールは活性酸素の働きを抑える抗酸化作用がある栄養素です。ポリフェノールといえば赤ワインですが、実はこの赤ワインよりも多くのポリフェノールが含まれています。なんと赤ワインの2倍もの量が含まれているそうです。
また、チョコレートには「フラボノイド」も含まれています。皮膚の血行をよくする効果があり、例えば紫外線からお肌がダメージを受けにくくなったりします。
また、カカオプロテインは難消化性の物質で、消化吸収されず、便の基材となります。さらには、腸内細菌のエサとなり、整腸作用も担います。腸内環境が整うと、アンチエイジングに効果を発揮するだけでなく、免疫機能や新陳代謝の向上にも大きな影響を及ぼすといわれています。
そんなカカオですが、チョコレートの食べ過ぎは避けたいので、今回は、カカオポリフェノールを身近なコスメに取入れてみたいと思います。コスメとしてお肌に使うことで、お肌を柔らかくしたり、汚れを落としやすくしたり、カカオの香りがもたらすリラックス効果が得られます。
まずはカカオを使った「マッサージバー」を作りたいと思います。マッサージバーは、かかとやひじなど乾燥の気になる部分にマッサージしながら使えるバームのことです。簡単な基本のバームレシピを加えて、ご紹介していきたいと思います。バームはハンドクリーム、リップクリーム、ヘアバーム、ボディクリームのような用途でどこにでも使えます。
<基本のバーム 材料>
・ミツロウ 4g
・植物油(ホホバ油、スウィートアーモンドオイルなど) 20ml
・精油 3滴〜4滴(今回はラベンダー油を使用)
・硝子やアルミ容器
<基本のバーム 作り方>
1、ミツロウと植物油を入れた耐熱容器を湯せんに入れる。
2、ミツロウが溶けるまでマドラー(竹串)で混ぜる。
3、湯煎から取り出し、粗熱をとる。※熱い状態のまま精油を入れず、少し冷ましてから)
4、精油を加え、よくかき混ぜ、お好みの容器に流し込む。
5、中に入った空気を抜くため上下にトントンと机でたたく。
6、そのまま置いて冷えて固まったら完成。
<カカオのマッサージバー 材料>
・ミツロウ 6g
・植物油(ホホバ油、スウィートアーモンドオイルなど) 20ml
・純カカオパウダー (カカオ100%) 3g
・シリコン容器
<カカオのマッサージバー 作り方>
1、ミツロウと植物油を入れた耐熱容器を湯せんに入れる。
2、ミツロウが溶けるまでマドラー(竹串)で混ぜる。
3、カカオパウダーを加え混ぜる。
4、シリコン容器に流し込む
6、冷蔵庫で冷やし固まったらシリコン容器から取り出し完成。
マッサージバーの使い方は、手にとって乾燥の気になる部分にやさしくこすりつけます。体温で溶けるので、ゆっくりマッサージします。精油を入れなくてもカカオの香りに癒され、お肌はしっとりすべすべに仕上がります。
いかがでしたでしょうか。チョコレートだけでなく、カカオをコスメに取入れることで肌を健やかに保ち、尚かつ楽しい手作りとカカオの香りで癒されてみませんか。
ライター/菅野沙織
コスメブランディングコンサルタント / 9.kyuu producer 明治大学農学部卒業後、インド・モロッコなど旅をしながら世界の自然療法を学び、美容家として300アイテム以上の商品を世に送り出している。現在はエシカルでサスティナブルな化粧品開発の傍ら、大学や高校でビューティービジネスやSDGsについての講義を行なっている。また、講演会やラジオなどにも出演。アーユルヴェーダヨガインストラクター。小中学生の母。note:saori_sugeno、インスタ:@sugeno_9
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