【手作り×自然療法】カサカサ冬の乾燥・痒み、エイジングにも。アロマで癒される保湿石鹸作り
連載第7回目になります菅野沙織です。連載では、おうちでできる簡単楽チン自然療法やお手当て、美容の知恵をお伝えしていきたいと思います。 私はもともとモノづくりや工作は好きですが、小学生と中学生の子を持つ忙しい母ちゃんでもあり、できるだけ手間ひまかけず、手軽に楽しくできる手づくりをご紹介していきたいと思います。
MPソープ(グリセリンソープ)なら、湯煎やレンジで溶かして固めるだけ!
ボディソープはポンプのリキッドタイプや泡で出るタイプ、固形石鹸がありますが、皆さま何をお使いでしょうか。それぞれメリットデメリットがありますが、私は昔から固形石鹸派です。固形石鹸は泡切れが良く、ぬるぬる感が体に残らずすっきり洗い上がるところが気に入っています。
という訳で、固形石鹸を愛用して何十年もたちますが、だんだん好きな香りの石鹸が欲しい、乾燥の季節は保湿タイプ、ニキビが気になる年頃の娘にはニキビ用石鹸など、用途に分けて揃えたいと思うようになり、数年前から固形石鹸を作るようになりました。
石鹸作りはコールドプロセス製法という作り方が伝統的な作り方ですが、危険な薬品を使うのと、完成に時間がかかるため、私のような隙間時間にパパッと作りたいという人には向いていなく、MPソープ(グリセリンソープ)と呼ばれる湯煎やレンジで溶かして固めるだけの材料を使った簡単な製法で作っています。
もちろんコールドプロセス製法で作った石鹸はじっくり熟成されナチュラルでとてもよい石鹸ができるので、お時間がある方、本格的に作りたい方は、コールドプロセス製法もおすすめです。
今回は、子供達でもできる、気軽に楽しめるMPソープを使った石鹸作りをご紹介します。MPソープ(グリセリンソープ)はMelt(溶かす)& Pour(注ぐ)の意味で、天然の保湿成分であるグリセリンがたっぷり含まれていることから、グリセリンソープとも呼ばれています。
その中でも、冬の乾燥肌対策に、カサカサ肌の痒み、エイジングのために保湿石鹸のレシピをご紹介します。
(1)ベーシックな保湿石鹸のレシピ
<材料>
*以下は手作りコスメ材料のお店(オンラインショップなど)で簡単に揃います
・MPソープ(グリセリンソープ) 100g
・アルガンオイル 3ml
・精油(エッセンシャルオイル)ゼラニウム→10滴、 レモン→10滴
<用具>
・電子レンジ(レンジの代わりに湯煎でも溶けます)
・石鹸を流し込むシリコン型(紙コップや牛乳パックでも代用可)
・レンジ対応耐熱容器
・マドラー
<作り方>
1、MPソープを溶けやすいように2センチ角に切り、耐熱容器に入れ、電子レンジにかけます。500Wで1分ぐらい。
2、完全に溶けたら、ほんの少し粗熱が取れるのを待って、精油とアルガンオイルを入れ、マドラーでよくかき混ぜます。
3、準備したお好きなシリコン型に流し込み、冷蔵庫で固めます。20分ぐらい。
4、固まったら型から取り完成です。取り出したらすぐに使えます。
アルガンオイル
モロッコでは、昔から民間治療薬、美容、料理と様々な用途で利用されてきました。アルガンオイルは抗酸化作用の高いビタミンEや不飽和脂肪酸を多く含み、皮膚の水分量や弾力を高めてくれます。
精油(ゼラニウムとレモンのブレンド)
バリア機能を高め、ニキビや吹き出物などにも効果的です。また、ホルモン系の働きを正常化する機能があり、血液の流れをよくすることから、皮脂バランスが崩れた状態を整え、肌本来の持つ透明感を引き出します。
冬のカサカサ肌の痒みや、シミなどのエイジング対策におすすめのレシピです。是非試してみてください。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
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