シンガポールに学ぶ仕事と家庭の両立|豊かな暮らしのキーポイントとは

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シンガポールに学ぶ仕事と家庭の両立|豊かな暮らしのキーポイントとは

シンガポール在住9年目になる筆者ですが、ものすごいスピードで変化と成長を続けるシンガポールを目の当たりにしてきました。その変化と成長の糧となっているのは、間違いなく女性の活躍が挙げられるのではないかと思っています。今回は、シンガポールに住む女性たちがどのようにして家庭とキャリアを両立しているのかについてお話したいと思います。

家事や育児はみんなでするもの

 Jonathan Borba
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シンガポールでは女性の経済進出に積極的に取り組んできた歴史があり、結婚・出産後も働き続ける女性が大半。実際、出産後4ヶ月前後で仕事復帰する女性も珍しくありません。

社会全体の考え方として、”家事や育児はみんなでするもの”というものが根付いていることが影響しているのではないでしょうか。

実際に社会全体で助け合っていくカルチャーやシステムが整っています。では具体的にどのようにして、家庭と仕事の両立が成り立っているのか見てみましょう。

1. 夫婦で協力する

共働き家庭の多いシンガポールでは、ほとんどの家庭が夫婦で家庭のことを協力します。

掃除・洗濯・料理、また子育てに関しても。コロナ禍でステイホームになる以前から、在宅ワークが一般的に浸透している・推進している企業も多かったことも、夫婦で家のことを分担することを可能にしているように思えます。

通勤時間がない分を、家事や育児に当てられるというのは負担が減りますよね。

2. 祖父母のサポートを受ける

シンガポールは国土面積が東京23区ほどのとても小さな国です。同居の有無に関わらず、祖父母からサポートを受けている家庭もたくさんあります。得に筆者の住むコンドミニアムには、同じコンド内で別々の家を借りる(もしくは買って)平日は子どもの面倒を見てもらっているという家庭がたくさんあります。

おじいちゃんやおばあちゃん側は、孫を通して社会と関わることに繋がったり、何よりもかわいい孫たちの成長を一緒に見守れるのは嬉しいことですよね。

3. ヘルパーやナニーを雇う

住み込み型のヘルパーや通いのナニーを雇っている家庭もたくさんあります。

特に在星日本人の方の中ではナニーを雇っている家庭が多くいます。平日の子供の面倒を見てもらう、手作りのご飯を作ってもらう、掃除をしてもらうなど、各家庭のリクエストに応じてくれるので、共働き家庭にはとても頼りになる存在です。

4. チャイルドケアに預ける

出産後3−4ヶ月で職場にフルタイム復帰する人も多くいるシンガポールでは、3ヶ月〜預かってくれるチャイルドケアもあります。しかも時間は7時〜19時!もちろん定員人数もありますが、多くの共働き家庭が利用しています。

5. 外食文化が根付いている

共働きで、祖父母のサポートを受けられない・ヘルパーやナニーを雇わない方針の家庭は、平日は割り切って外食で済ませる家庭も多いのです。安価で済ませたい人は、3食屋台という人もいます。

ここで気になるのが、健康面。シンガポールでは生活習慣病(特に糖尿病患者)が多いことから、数年前から、飲食店などでは『Helthier Choice』というオプション提示がされることが多くなりました。「より健康的なオプションはこちらです」というマークは、共働き家庭の健康を支えているとも言えるかもしれません。

持続可能な社会を作っていくために

 Jonathan Borba
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最近は少なくなってきたとは言え、まだまだ”家事や育児は女性がするもの”という考えを持つ人はいますよね。もちろんそれが間違っているわけではないとは思います。

けれど性別を問わずして色々な人が活躍する場が広がっている現代では、家のことは家族全員で協力する『家族ごと』として捉える方がより持続可能な社会作りに繋がるのではないでしょうか。

ライター/桑子麻衣子
シンガポール在住8年のライター/Webクリエイター/ヨガインストラクター(全米ヨガアライアンスRYT200保持)。3歳の娘Emmaと夫と3人暮らし。妊娠、出産、育児を経験しヨガを深めたいとインストラクターの資格を取得。Webメディアを中心に記事を執筆しながら、人にも地球にも優しいサステイナブル(持続可能)な暮らしの実践を目指すウェブメディア「House of Emma」を運営。ヨガの教えに基づいた「誰でもどこでもできる」をキーワードに、それぞれの暮らしに寄り添ったエコフレンドリーなファッション、ビューティー、ライフスタイル、ヘルスケア、旅行の提案をしている。

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