「自分以外のみんなが楽しそうに見える…」孤独を感じ塞ぎがちな子育てママに伝えたいヨガ的思考とは
子育てはいきなり始まります。それまでの生活から一変、赤ちゃん中心の生活。もちろん待ち望んでいたことだけれども、時として周りが羨ましく感じたり1人だったころに戻りたいと思ってしまうときもあるでしょう。そんなときに思い出してほしい、ヨガ的思考をご紹介します。
羨ましく思うことは悪いことではない
妊娠が分かったときから様々な変化があったと思います。体調の変化によって、今まで通りに仕事や家事ができなかったり、食事に気を配ったりしてきました。出産後はボロボロの身体や精神状態のまま、赤ちゃんとの生活が始まります。ある程度育児書や先輩ママの話を聞いていたものの、現実は慣れないこと続きです。それまでバリバリ働いていた方からすると、外の世界と繋がりが減り孤独を感じやすくなったり不安に思いやすいかもしれません。そんな状況のときに会社の仲間や旧友と連絡をとると「その生活が羨ましい」と思ってしまうときがあるかもしれません。また今の時代はわざわざ連絡を取らなくても、SNSから情報が入り、なおさら感じてしまうかも。しかしそう思ってしまうことを否定する必要はありません。赤ちゃんと過ごす時間も大切だけれど、自分はこうしたいという思いがあるのだと気付けるきっかけになります。そうは言っても、すぐに環境を変えることはできませんよね。ではどのような考え方をするといいのでしょうか?
サントーシャ=足るを知る
ヨガというとどうしてもまずはポーズを連想されるかと思います。実は考え方にもヨガの教えがあります。それが八支則と呼ばれるものです。八支則とは「こういった考え方をしていきたいね」といったものです。その中の1つに「サントーシャ」と呼ばれる考え方があります。この教えは「私たちは今の時点で十分に満ち足りている」というものです。本当は足りているけれども、周りにばかり目を向けてしまうと、あれもこれも欲しいと目移りしてしまいがち。ライフスタイルもそうですが、自分が身に着けるものや交友関係などについても当てはまるかもしれません。ヨガレッスンの中でも、周りと比べてしまうとどうして自分はできないのかと落ち込むかもしれません。しかしあなたにしかできないことも、たくさんあるはずです。自分がなにを持っているかは自分自身でしか分かりません。周りと比べる前に、自分自身を見つめ直す時間を設けてみるのもいいかもしれません。
そうは言っても辛くなったときは
サントーシャを意識してみても、子育て中は辛くなってしまうこともきっとあるでしょう。そんなときはぜひご自身が信頼をおける方に思っていることを相談してみましょう。誰かに話を聞いてもらえるだけでほっとするはずです。子育ては長期戦です。息抜きをしながら、そして周りと比べてしまう回数を減らしながら、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。
ライター/古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガにハマり、ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。最初は週末のみインストラクターをしていたが、もっとスキルを上げたいと思い思い切ってフリーランスのヨガインストラクターへと転職。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在は子育て中につきレッスンはお休み中、自宅にてヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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