シンプルだけど、大事なこと。人生に劇的な変化をもたらす7つのアドバイス
劇的な変化へと導く、ヨガの根本的な教えとは
広い意味での「ヨガ」は、劇的な変化を導くために必要な強さと洞察力を与えてくれるものだ。ヨガのプラクティスと同じように重要なのが、以下のようなヨガの基本的な(そして極めて応用性の高い)教えである。つまり、「内側への働きかけは、外側へも影響する」、「人生の多様性の裏には、根源的な一体性がある」、「真の強さは静けさの中にある」、「時として気まぐれだったり、臆病だったり、身勝手な人物に見えるのは、本当の自分(真我)ではない」というものだ。
「大きな変化のときに、どのくらいヨガが助けになったか」。これが自分のプラクティスをテストする方法のひとつだ。ヨガの教えによって、恐怖や困惑、混乱を感じなくなるわけではないが、その教えは、賢明な友達のように自分の中に現れ、そうした感情の嵐の中で自分を見失わないように導いてくれる。また、優柔不断に陥ったり、衝動的な行動に走らないように助けてくれる。
私はもう長年、変化や混乱に対して、助けとなる教えを自分の内側に求めることにしている。そして、ほとんどの場合、同じ教えが繰り返し浮かんでくる。ここでは、劇的な変化を導く指針となる、ヨガの根本的な教えを7つ紹介しよう。
1.「変化は必然である」と知る
無常(アニッカ)という仏教の教義は、「変化は必然的で絶え間なく、避けることができない」と説く。すべては変化する。この事実を理解するだけで、「なぜ私に?」という変化に対してもっとも気力を失わせる反応をしなくなる。
仏教徒が「無常」と呼ぶものを、タントラヨガでは「シャクティの絶えず変化する特質」、つまり「生命の中心に内在する動的なパワー」に起因させる。シャクティとは無限大の女神のエネルギーで、物事を顕在化させ、しばらく維持した後、消滅させるというサイクルを繰り返す。あらゆる瞬間、活動、細胞は、この創造・維持・破壊という流れの一部なのである。この流れは、大宇宙のレベルでは季節の移り変わり、潮の干満、文化の変動として、小宇宙のレベルでは身体状態の変化、人生の浮き沈み、頭の中の思考や感情の動きを通して起こる。変化の過程にある普遍性を理解できれば、敬意を持って変化を迎え、身を委ね、変化とともに自分の道を歩んでいけるだろう。
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