そのピアス、痛くない？ ヨガ講師が密かに心配しているレッスン中のオシャレ4つ

1.大きくて揺れるピアス

まずはピアスから。

ピアスは顔の印象をパッと華やかにしてくれるオシャレアイテム。普段からピアスありの自分に慣れていると、着けていないときに物足りなさを感じる人もいるでしょう。

では、ヨガの最中は？

着けていてもいいのですが、大きくて揺れるようなピアスやフープになっているピアス、尖ったデザインのピアスだと側頭部をヨガマットにつけるアーサナや頭を下に向けるアーサナのときに引っかかったり垂れ下がってきたり、髪が絡んだりすることがあります。それで済めばまだいいのですが、怪我のもとにもなるので十分に気を付けたいところ。

レッスン中でもピアスを着けたい人は小ぶりで動きのないものを選んでみては。また、金属ではなく樹脂のものを着けたほうが側頭部を床につけたときの痛みや違和感が少なく済むでしょう。

2.チェーンが長いネックレス

続いてはネックレスについて。

ネックレスも上体を下に向けたり、横に傾けたりするときにチェーンやヘッド・チャームが一緒に動いてきますよね。特に気を付けたいのがチェーンが長いネックレス。あごに引っかかったり、指先に絡んだり、手で押さえつけてしまったりすることも考えられるのでちょっと危険です。

それと、ヘッドやチャームのデザインにも注意が必要だと言えるでしょう。ずっしりと重みのある大きなものだったり、こちらもまた鋭利なデザインだったりすると身体やヨガマットを傷つけてしまう恐れがあります。

3.ボリュームがあるヘアバンド

ヘアバンドってオシャレですよね。それでいて髪の毛が顔にかかりにくくしてくれるため、ヨガの最中に使用する人も少なくないのでは？

そんなヘアバンドにおいても注意点はあるのでしょうか。

はい、ひとつめは頭頂部や側頭部にボリュームや装飾があるヘアバンドです。頭頂部・側頭部をヨガマットにつけるアーサナのときに安定しなくなるから。

もうひとつは締め付けが強いヘアバンド。これはヨガの最中だけではなく日常的にもオススメではありませんが……。締め付けによる不快感から集中力が散漫になったり、頭痛の原因になったりもします。

着用するときは薄手の生地で伸縮性のあるヘアバンドを選んでみては。　

4.幅広な指輪

最後は指輪。指輪はつけたままでレッスンに参加する人が多いかもしれませんね。細くてシンプルな指輪であれば「指輪をつけていてもまったく気にならない」という人もいると思います。

そう、ここで注意が必要なのは幅が広い指輪や装飾に主張がある指輪です。手元に視線が行くときや手でサポートをしながらおこなうアーサナのときにその存在が気になることもあるだろうし、ウェアや肌に引っかけてしまうことも考えられます。

手を床について体重を支えるときや、指先を床についたカップハンズの状態などでもわずかに感覚の違いがあるかもしれません。もし「やりづらいな」と感じるようであれば、途中からでも指輪を外してみて。

ヨガの最中は心身の感覚がいつも以上に敏感になることもありますので、心と身体の声・サインを聞き逃さないようにしたいものです。

 

オシャレは自由……、ではありますが集中力の妨げになったり、怪我の引き金になったりするようなものはヨガ以外の時間に“安全に”、思い切り楽しみましょう。

ライター／高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018～2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。

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