心と体を整える春キャベツと新じゃがの重ね煮:レシピと美味しく食べきるためのアイデア4つ

 心と体を整える春キャベツと新じゃがの重ね煮:レシピと美味しく食べきるためのアイデア4つ
Nao Yamada
山田直
山田直
2020-04-26
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重ね煮で「食べる瞑想」にチャレンジしてみよう

どんなに美味しいものを食べていても、テレビや携帯などを観ながらだと、心が今のこの瞬間の感覚から離れてしまい、その喜びが半減してしまいます。

逆に意識を食べることに集中してみると、口の中いっぱいに広がる味や香りにしっかりと気づけて、幸せな気持ちが倍増します。これは、心が食べることそのものに集中して、今この瞬間の感覚にしっかりと引きつけられているからです。

何かに心を集中させて、今起きている事にただありのままに気づくのが瞑想のひとつだとすると、「食べる」という日常の何気ない行為であっても、充分な瞑想となります。

少し静かな環境を作ってゆっくりと食べてみる。

目で形を観て、鼻で匂いをかぎ、口の中の味、食感を楽しむ。

あふれる唾液やのどを通る音、動き出す胃の動きにまで意識を広げてみる。

そうして静かに食べ終わった時、心がひとつ落ち着いて、ほっと満足しているのを感じられるでしょう。

また食べる瞑想は、ゆっくりと食べる事で暴飲、暴食を防ぐ効果もあります。

「今食べている」という認識をしっかり持つことで身体が反応し、消化器官が目覚めて活性化、酵素が分泌されて消化力が上がります。当然、栄養の吸収力も高まりますね。

どんなに栄養価の高いものを食べたとしても、それが適切に消化、吸収されるかどうかは、あなたの意識ひとつで変わってきます。

心身がより健康であるために、「どのように食べるのか?」はとても重要なのです。

一日一日を大切に生きるために

重ね煮は、季節によってどんどん変化していきます。

これから夏になると、ナスやピーマン、とうもろこしなど色鮮やかなものに。秋から冬にかけては、かぼちゃやレンコン、ごぼうなどの滋養豊かなものに。それらの食べ物でできている私達の身体もまた、季節によって移り変わっていく自然そのものです。

自分自身が「大きな流れと繋がっている」という感覚を得ることは、ヨガの練習と何ら変わらないこと。それを食べることで感じられるのは、何よりの日常の幸せですね。

この大変な時代に、変化を恐れずに一日一日を大事に生きていくために、ぜひ重ね煮をトライしてみてください。

ライター/山田直
ヨガ講師・自然食料理人。ヒツジナヨガ主宰。福岡県博多市出身。写真学校卒業後、作家活動をしながら横浜でホテルサービス勤務。東日本大震災を契機に仕事を辞め、ヨガとマクロビオテックを学ぶ。後に、湘南のオーガニックレストランにてキッチンに入り、重ね煮と出会う。その野菜の美味しさ、味わいの違いに深く感動。学びを深める。現在は、東京、横浜、湘南エリアにてヨガ講師の仕事ヨガをメインに活動し、イベント、ワークショップにて、重ね煮やオーガニックの料理を伝えている。全米ヨガアライアンスRYT200認定ヨガ教師/クシマクロビオティックLevel2修了
Instagram: @hituji_nao  

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