体は口にしたものでつくられる。ヨガを愛する人の“豊かな食事”って?【ヤスシのヨガ的お悩み相談室】

 体は口にしたものでつくられる。ヨガを愛する人の“豊かな食事”って?【ヤスシのヨガ的お悩み相談室】
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yasushi
ヤスシ
2020-01-29

新しい年のはじめ、今年の目標に「食生活の見直し」を掲げた人もいるのでは? いつも体に良い食事を心がけているイメージのあるヤスシ先生に、読者から食にまつわるお悩み相談が寄せられました。

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Q1:自炊が面倒で、つい市販のお惣菜やお弁当を買ってしまい、後悔……。悪い習慣を断つ心構えを教えてください!

A1:いつも理想どおりとはいかない。「割り切り」と「トータルバランス」で考えてみては?

僕自身もクラスが夜に終わると、帰宅時間が遅くなり、お惣菜に頼ることはあります。しかし、予めプランすることは可能です。実際に僕がしているのは、お米を少し多めに炊いて冷凍保存。余裕がある日に常備菜をつくって保存。スープ類もすぐに食べなければ冷凍保存します。本当は新鮮なものを食べたいし、前日につくったものがあっても、翌日には違うものが食べたいこともあります。

実は、出張中はすべての食事がテイクアウトか外食になってしまいます。そんなときは消化しやすいものを選ぶくらいしかできません。常に理想どおりにならないことに対し、ある程度は割り切っています。

帰宅が遅くなる場合のもうひとつの対策として、ランチをディナーのつもりで栄養・量共に充分にとり、夜は消化しやすいタンパク質の食品とサラダですませるというのはいかがでしょう?

Q2:ヨガを始めて、丁寧な暮らしを意識するようになりました。豊かな食事のために大切なこととは、どんなことでしょう?

A2:つくり手の気=真心こそ、心を満たしてくれるごちそう!

丁寧な暮らしというキーワードから豊かな食事と考えるなら、自分のキッチンで調理されるものを考えてみましょう。A1での利便性を考慮したつくり置きとは矛盾しますが、ヨガでは新鮮な食材で調理時間が経過していないもの(生命エネルギーであるプラーナを取り入れるため)が良いとされています。また三大栄養素の糖質・脂質・タンパク質に加え、ビタミン・ミネラルなど栄養素にバランスがあること。何よりつくる人の「気」がこもっていることが大切ではないでしょうか。

あなたのテーブルにのるものに愛情が込められるでしょうか。もちろん、あなた以外の人が調理してくれたものでもよいでしょう。どのようなエネルギーを体に入れているかを考えると、穏やかな気持ちで時間をかけた食事も大切。生ごみを減らす工夫も豊かさにつながるようです。

これでいいのだ!

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Text by Yasushi
yoga Journal日本版Vol.66掲載



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