グラつく「ハイランジ」が安定する!「足」の鍛え方
体の土台として日々体重を支えている「足」。ヨガにおいてもポーズの安定性を左右する大事な部位です。ポーズがぐらつくときは、足が不安定になっていることがほとんど。足を安定させる使い方とキーマッスルの鍛え方を紹介します。
すねの筋肉を鍛えて、強い土台をつくる
ハイランジをしたとき、足がグラグラしたり体のバランスがうまくとれなかった、という経験はありませんか。それは、土台である足の使い方に原因があります。とくに大事なのが踏ん張っている「後ろ足」です。後ろ足はつま先立ちなので、ただでさえ不安定になりがち。そのうえ体重のかけ方が悪いと、より不安定になってしまいます。
グラグラ足によく見られるのは、下の写真のようにかかとが小指側に倒れてしまうこと。かかとが小指側に倒れると、足指全体に体重がのらないので、足首が不安定になります。
一方、次の写真のように、かかとからつま先まで足が真っすぐになっていると、安定して床を押すことができます。このように、小指側がしっかり引き上がり、拇指球(親指側)にも体重をのせることがつま先立ちを安定させるポイントです。
鍛えたいのは腓骨筋
拇指球に体重をのせるためには、腓骨筋というすねの筋肉を使います。腓骨筋は小指側を引き上げる筋肉。腓骨筋が働いて拇指球で床が押せるようになると、足の土台がしっかりできます。それによって上に伸びていく力がうまれます。つまり、足もとが安定するだけでなく、ポーズの伸びもよくなるのです。腓骨筋を鍛えて、ポーズ上達を目指しましょう。
●腓骨筋はすねの外側から足首につながる筋肉。小指側を引き上げる動き(足首の回内動作)で働きます。ここが弱いと、つま先立ちになったとき小指側に足が傾いてしまい、床をしっかり押すことができなくなります。
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