「自分を癒せば、人を癒せる」セラピスト×ヨガ講師のダブルワーカーが語る副業のメリット
――フルタイムの仕事以外にヨガティーチャーをしていて良かったことは?
ヨガクラスで教える時には、自由に動いたり創り出すためのスペースがもたらされる点です。その時間は生徒や周囲の人々のエネルギーと繋がれるだけでなく、意識を内面に向けながら動きを通じて自分自身を表現することもできます。
スタジオで教えるクラスの他に、自分のサロンでのカウンセリングセッションにもヨガや瞑想を取り入れています。安全な場所で動いたりマインドフルネスの実践をすることが力強い後押しとなって、様々な感情や病気のもとになる停滞したエネルギーが動きだすからです。
――フルタイムの仕事とヨガティーチャーを兼業していて何か問題はありますか?
その質問は「フルタイムの仕事とヨガティーチャーの兼業から学んだことは?」と言うべきでしょうね。私はこの世に善悪の観念は必要ないと思いながら生きています。私たちが困難を経験するのはそこから何かを学ぶためです。その何かとは、一にも二にも、とにかくセルフケアです!
もし私が自分をケアしなかったら、あっという間に燃え尽きてしまうでしょう。クライアントたちの癒しのプロセスをサポートしながら、一方ではヨガの生徒たちの自己発見の旅をサポートすることにたくさんのエネルギーを注いでいるからです。
――ヨガを教えるために本業を辞めたくない未来のヨガティーチャーたちへのアドバイスは?
ヨガはいつでも実践できます! 何をしていてもです。要するに自分自身と他人をどう扱うかが実践なのです。自分が発し、自分以外のものと分かち合っているエネルギーの存在にまずは気づくことです。一番大事なのは、ヨガとは繋がりです。日常生活の中でヨガやマインドフルな実践を行う方法はいくらでもあります。例えば職場で同僚たちと一緒にヨガをしてもいいでしょう。自分の知識を惜しみなく分け与えるほど、思いもよらない方法で多くのものを受け取るでしょう。
――他にも何かアドバイスはありますか?
癒しの概念はとてもわかりづらくて抽象的ですが、「自分を癒せば、人を癒せる」という格言が、それを最もうまく言い表していると思います。
これはヨガとカウンセリングの仕事の両方に言えることです。なぜなら自分自身に対して与え癒した分しか人を癒せないからです。この世のライトワーカーである私たちは、人を癒しの道に導くためには、まず自分自身を癒す必要があると覚えておかねばなりません。
――ヨガティーチャーの仕事が本業に与える影響は?
ヨガは私自身を癒すのに役立っています。自分にもっと寛容であれと教えてくれます。言い換えれば、クライアントたちにもっと寄り添い、寛容であれということです。ヨガを通じて異なる癒しの道を見いだせたおかげで、従来の臨床診療に新たな選択肢が広がりました。
全ての本質は光であり、無限であるという気づきを得て、私はセッションでクライアントたちと一緒に素晴らしい空間を分かち合いたいと思っています。ナマステ。
「ヨガは私自身を癒すのに役立っています。自分にもっと寛容であれと教えてくれます。言い換えれば、クライアントたちにもっと寄り添い、寛容であれということです。」
ヨガハワイマガジン版/「Hybrids. Instructors who have another kick-ass career.」
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