「自分を癒せば、人を癒せる」セラピスト×ヨガ講師のダブルワーカーが語る副業のメリット
ダブルワークのヨガティーチャーたちにインタビュー。セラピストとヨガ講師を務めるローレン・オワイ氏が語るダブルワークのメリットとは?
Wワーカーまでの道のり|セラピスト×ヨガ講師
――本業は何をされていますか? どのぐらい続けていますか?
認定メンタルヘルス・カウンセラー、マリッジファミリーセラピスト(家族療法士)として、個人開業しています。メンタルヘルスの専門家としては6年前から教育省と共に働いたり、シャミナード大学でゲスト講師などをしています。また、最近の3年間は個人でカウンセリングを行いながら事業主としてのスキルも磨いています。
人を癒す仕事をしようと決めた瞬間を今も覚えています。そのとき私は患者だったのですが、治療センターにいる時に強い義務感を覚えたのです。自分も人に何かを与えたい、打ち明ける相手が必要な人の支えになりたい、魂の声に耳を傾けてほしいと願う人たちがいる、と気づき、それがターニングポイントになりました。まさに自分の天職だと。でも人を癒す方法については全く見当もつきませんでした。
それから9年後、ついに私はセラピストとして独立しました! 自分が自分のボスになるなんて、最高に幸せでした。それまでのキャリアで私が培った長所の一つは、柔軟性です。仕事においても、セルフケアでも、クライアントやヨガの生徒に接するときも柔軟でいられることです。治癒のプロセスにおいて際限なく柔軟に対処することが、私からのクライアントたちへの贈り物です。癒しは終わりのないプロセスです。そしてそれが私の仕事そのものです。クライアントたちには彼らの苦しみの源を探求するように働きかけますが、私たちはただソファに座って、過去の経験を話し合ったりはしません。もちろんそれもプロセスの一つですが、自分の光の部分(あるいは影の部分)を表に出すための方法は他にもいろいろあります。
その方法を掘り下げて考えるのもカウンセリングの仕事のうちです。例えば音楽やダンス、動き、瞑想、音、そしてもちろんヨガなども治癒のプロセスを高める方法です。うれしいことに癒しにつながる手段や方式は無数にあります。私が心理的、感情的、行動的な問題に対して採用している方法はいわばホリスティックなアプローチです。それは従来の臨床的な診療での常識や先入観を打ち破る方法ではありますが、どちらの方法もクライアントがコンフォートゾーンから抜け出せるように働きかけることに変わりはありません。クライアントたちと私は、診療所というよりも談話室にいるような雰囲気で過ごしています。
――ヨガティーチャーとしてのキャリアはどのぐらいですか? 何クラス教えていますか?
ヨガに関しては、まだまだ初心者です。ホノルルのヨガハワイスタジオで最初のティーチャートレーニングを終えたのは2016年の夏でした。今はそこをホームスタジオとして、水曜の夜7時45分からレベル1クラスを教えています。はじめは他のクラスをいくつか教えていたのですが、一日に限定して自分だけのクラスをもつことで、 自分のフォロワーができ、自分のスタイルとフローを生み出せるようになりました。
レベル1クラスを教えるのは最高です! 私にとっては生徒たちとの絆を深められる貴重な機会です。私たちはヨガとは何か、どうあるべきかを一緒に考え、深めています。クラスで初めてヨガに触れた生徒たちが、身体的なアーサナだけでなく、土台となる知識を得ながら成長し、自身とよりよい関係を築いて変容していく姿を見るのはこの上ない喜びです。カウンセラーの仕事でも同じような感覚があります。
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