「口呼吸」がもたらす3つのリスクと改善法は
舌の筋力を鍛えて、口呼吸から鼻呼吸に切り替えよう
口呼吸が習慣になっている方は要注意です。口呼吸はデメリットばかりです。もし、口呼吸の癖がついてしまっている場合は、鼻呼吸に切り替えていきましょう。
口を開ける癖があると、口呼吸になりやすいです。現代人は昔と比べて、やわらかいものを食べる機会が増えています。柔らかないものばかりを食べていると口の周りの筋力が低下してしまいます。また、口を閉めておくためには、実は「舌」の筋力が大きく関係します。日本人は舌の筋肉が弱い方が多いと言われています。
例えば、英語を話すときは、巻いたり動かしたり舌をたくさん動かしますが、日本語はあまり舌を使わずに発声することができます。舌を意識的に動かして舌の筋肉を鍛えていきましょう。
1.舌回し
口は閉じた状態で、舌を左回り、右周りと各方向20〜30秒ずつ回していきます。休憩を挟み2〜3セットぐらい無理のないペースで続けてみましょう。
2.舌出し
舌をベーっと下に出す運動です。舌をベーっと突き出し、そのまま数十秒キープし、ゆっくりと戻していきます。こちらも2〜3セット、無理のないペースで続けてみましょう。
舌回しや舌出しは継続することが大切です。口周りの筋肉や舌の筋肉を鍛えることで、鼻呼吸をする準備をしましょう。そして、口呼吸になっていることに気づいたら意識的に鼻呼吸に切り替えていきます。はじめはなかなか慣れないかもしれませんが、少しずつ習慣化されていきます。
ライター/石上友梨
臨床心理士/公認心理師 大学・大学院と心理学を学び、警視庁に入庁。職員のメンタルヘルス管理や、心理カウンセリング、スポーツ選手へのメンタルトレーニングなどを経験。ヨガや瞑想を本場で学ぶためインド・ネパールへ。全米ヨガアライアンス200取得。現在は認知行動療法をベースとした心理カウンセリング、セミナー講師、ライター、ヨガインストラクターなど、活動の幅を広げている。また、発達障害を支援する活動にも力を入れている。
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