腰がスッと持ち上がる!決め手は腕を置くときの体制にあり
ポーズが深まらない原因は、硬さだけではなく、正しく体を使えていないのかも…。体のメカニズムに基づいた動き方に変えるだけで、柔軟性が高まりポーズもより深まりますよ。今回は「プールヴォッターナーサナ」で腰が落ちてしまう場合の解決法をご紹介します!
「プールヴォッターナーサナ」で腰が落ちてくる場合
いつものやり方
長座で座り、一気に腰を「ヨイショ」と持ち上げると、お尻が重く感じてしまう。また、胸や肩がつまり、首も緊張して疲れやすい。
腰がスッと持ち上がるプロセスとは
動かしにくいパーツから動かしてみよう
人の体は、末端が動くと体幹は安定しようと働きます。たとえば手を上げるとき、体は手を支えるために固まりがち。ここでは本来動かしたい関節を先に動かしてみましょう。
胸椎を広げて高い位置でキープ
腰を持ち上げてから胸椎を開こうとすると、肩や腕に力が入ってポーズが安定せず、腰の位置が落ちてきます。最初に動かしにくい胸椎を大きく開き、高い位置においてから腰を上げて。胸と一直線のラインまでお尻がすっと上がり、キープしやすくなります。
プロセスを変えたやり方
1.胸を開く:長座になり、両手の指の腹を後ろの床につける(カップハンズ)。指先は前に向け、肘を軽く曲げて胸を大きく開く。あごは軽く引いておく。5呼吸キープ。
POINT:床を押す際、手のひらをつけるよりカップハンズにすると力が入る。
2.腰を上げる:手のひらを床につけ、胸の広がりと高さを保ったまま、お尻を上げる。肩からお尻が一直線になるようにキープ。
いつもの入り方は…
教えてくれたのは…中村尚人先生
理学療法士、ヨガ・ピラティスインストラクター。「TAKT EIGHT」「UPLIGHT」主宰。UTLにて長年ヨガの解剖学講座を担当。医療とボディワークの融合、予防医学の確立を目指し活動中。
モデル…ソフィさん
幼少期にモデルデビュー後、学生時代をオーストラリアで過ごし、21歳から日本で本格的に芸能活動を開始。ホリスティック栄養士、RYT200も取得。ヨガイベントも開催している。
※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く