バッタのポーズの基本|両脚を安全に高く持ち上げるコツ
クラスでよく行うけれど、あえて詳しい説明がされないこともあるポーズのポイントや体の動かし方をご紹介。実はあらゆる基礎となる大事な動きを網羅しているので、改めて確認してみましょう。今回は胃腸の調子を整える効果があるバッタのポーズ「シャラバーサナ」。
シャラバーサナ(バッタのポーズ)
腕で腹部を圧迫し、胃腸の調子を整える
うつ伏せになり、両脚を高く持ち上げるポーズ。体の下に手を敷くことで内臓が圧迫され、胃腸の調子を整える効果があります。
HOW TO
うつ伏せになり、両腕を体の下に。おでこは床につき、首の後ろ側を伸ばして。呼吸を背面に入れながら、両脚は持ち上げるというより後ろに伸ばす意識で床から離しましょう。
POINT:おでこを床につける・腕は体の下に・脚は「伸ばす」意識
上から見ると
両脚は持ち上げた後も力強く内に締め続けて。下に敷いた腕に腹圧を感じるように、腰まわりを広げる意識で呼吸を続けます。この呼吸によって背面が広がり、背骨にエネルギーが通るのを感じるはず。
POINT:首を長く保つ・腕に腹圧を感じるくらいしっかり腹式呼吸をする・脚は上げても閉じておく
痛いときは丸めたマットを入れて腰をゆるめる
腰が詰まって痛みがあるときは、丸めたヨガマットをお腹の下に入れると腰が開く。
膝を曲げて足を持ち上げると、腿から上げる感覚を掴みやすい。足先を握ると、ふくらはぎの筋肉の強化に。
脚が開いているとNG
脚が開くと体幹が働かず、膝から無理やり持ち上げるような格好に。あごも上がり、首の後ろ側が詰まってしまう。
難しい人は両手を後頭部に添えてもOK
両手を後頭部におくと必然的にあごが下がり、肩幅も広く保てる。上半身が整うと脚も楽に後ろへ伸ばせ、自然と持ち上げられる。
POINT:両手は後頭部に添える・左右の肩の間を広く・脚は自然にUP
教えてくれたのは…柳本和也先生
ヨガ講師、udaya yoga studio主宰。バリ島でヨガに出会い、アシュタンガヨガの権威ケン・ハラクマ先生に師事。アシュタンガヨガのほかオリジナルメソッド、アサナマンダラも指導。
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