もうイライラしない!パートナーとうまくやっていく心理学的方法とは
パートナーとうまくやっていく方法とは
せっかく一緒にいるのだから、仲良く心地のよい時間が過ごしたいですよね。では、パートナーとうまくやっていくにはどうしたらよいのでしょうか?
相手と自分は同じではないと知る
パートナーを始め、人と付き合っていく中で大切なのは、『他人のことは変えられない』ということを頭の片隅に入れておくことです。
個人心理学を提唱したアルフレッド・アドラーによると、自分の問題と他人の問題を分けることが大切で、「自分がこう思うから相手もこうだろう」と考えると、相手が自分の思う言動や行動をしない時に、怒りや不安などのネガティブな感情・思考が生まれやすいと言われます。
相手が自分をどう思うか、どう反応するのかというのはあくまで相手の問題なので、そのことよりも自分自身の気持ちを大切に、そして自分の人生の課題に目を向けていくことに重点を置くと良いでしょう。
イラショナルビリーフの正体を知ろう
「~すべき」というイラショナルビリーフはネガティブな状況や感情を生み出しやすいので、【ラショナルビリーフ(合理的な思い込み)】へ書き換えていくことがオススメ。その1つのやり方として、【ABC理論】を利用した方法があります。
①A(出来事)、B(考えやとらえ方)、C(結果として起きる気持ちや感情)をそれぞれ書き出す
②B(信念や考え)がネガティブなものになっていないか確認する
③B(信念や考え)をポジティブなものに書き換えてみる。書き換えたら、C(結果として起きる気持ちや感情)も新しいものに書き換えてみる
まとめ
パートナーとうまく付き合っていくポイントは、相手との距離感を見直すことや、相手を変えようとするよりも、自分の思考や感情を客観的に見て整理すること。そうすることで、自分の気持ちの中にゆとりが生まれるでしょう。難しい場合は、カウンセラーなどの専門機関も利用してみることもオススメ。新たな考え方を取り入れ、パートナーと新たな関係を築いていけると良いですね。
ライター/南 舞
臨床心理士。岩手県出身。多感な思春期時代に臨床心理学の存在を知り、カウンセラーになることを決意。大学と大学院にて臨床心理学を専攻し、卒業後「臨床心理士」を取得。学生時代に趣味で始めたヨガだったが、周りと比べず自分と向き合っていくヨガの姿勢に、カウンセリングと近いものを感じ、ヨガ講師になることを決意。現在は臨床心理士としてカウンセリングをする傍ら、ヨガ講師としても活動している。
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