眠りの質を上げ、感度が高い体に！四十八手に学ぶ「女性性開花メソッド」

日本最古の医学書『医心方』がルーツの「女性性開花メソッド」

この連載では、セックスの体位を描いた江戸時代の春画にインスピレーションを受けた「四十八手」をもとにしたメソッドや、アーユルヴェーダのマルマ（ツボの集合体）を刺激し全身をリラックスさせるメソッドを紹介していきます。四十八手と聞くと俗っぽいイメージがありますが、そのルーツは「医心方」という日本最古の医学書にあります。

「医心方」には婦人科疾患などに効く体位をまとめた性愛学専門の「房内編」があり、それが四十八手の元と言われています。そもそも日本の医学はヨガやアーユルヴェーダと関わりが深く、アーユルヴェーダから派生した性愛の学問「カーマスートラ」から、男女ペアで行い陰陽のバランスを整える「タントラヨガ」が誕生。これらの学問が中国を経て日本に渡り、わが国の医学の歴史が幕を開けました。こうした背景を持つ四十八手とヨガの要素を組み合わせて開発した「48手ヨガ」は、ホルモンバランスを整え、体幹強化や女性らしいボディラインをセルフメイクできる、女性美と健康を高める現代の画期的なメソッドです。(鈴木まりさん)

熱を生む下半身、お腹、背中の筋肉を使い体温をアップ

質のいい睡眠を心掛けることは、美肌や女性ホルモンの活性化につながり、セックスの感度や女を上げる近道。入眠時は体温が下がることで体が休息状態に入り、深い眠りが訪れます。そのためには、ベッドに入る1～2時間前に体温を上げておくと熱放散がスムーズに行われます。大きな筋肉を集中的に動かすと基礎代謝が上がり体温が上がるため、私は太腿の筋肉にアプローチする48手ヨガの「千鳥」を就寝前に行うのが日課。入眠前に気持ちを落ち着けたいときは、ミントティー、カモミールティー、ルイボスティーなどリラックス効果の高いハーブティーを飲むのがおすすめ。

今回ご紹介するのは、上半身、下半身の大きな筋肉を動かして血流を促進し体温を上げるワーク。「千鳥」はヨガの仰向けの英雄のポーズ、「茶臼のばし」はコブラのポーズの要領で行ってください。 (鈴木まりさん)

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